@レポート:淡路インター前→仁井(逆順)
淡路島の交通は大きく分けて島東の国道と島西の県道と、海岸線に集中するが、島中央部を縦断する道もないこともない。
このr157はその中の一つで、北淡を縦断する3桁県道だ。
[地図]
r157はここを左折する、手前がR28、直進は「兵庫県道31号 福良江井岩屋線」、右折は神戸淡路鳴門道の「淡路IC」へ。
あまり似つかわしくない、片側2車線の道が伸びる。
淡路島公園の駐車場、高速道路には入れないが、外からでもハイウェイオアシスへ行ける。
左折すると淡路島公園の中心部へ行ける。
淡路島公園の南端部、片側2車線はここまで。
2車線の道が続いている。
あちらこちらにこうして旧道が残る、車通りはあまりないのだが、随分と改良されている。
観音様が見えてきた。「開鏡大観世音」という、日本屈指の石仏らしい。
ここで道幅が狭くなる、わりと大型車も走っている。
離合などに困るほどではないが、狭い道がしばらく続く。
また、2車線になる。
沿道の菜の花が綺麗だ。
緩やか上りつつ右に大きなカーブを描いている、この辺りにも旧道が残る。
また幅が狭くなり。
すぐに広くなる、部分的に道を広げているようだ。
再び狭くなる。
見通しも悪くなく狭くもないが、バスや大型車などが来ることもあるので注意が必要。
再び広くなる。
「兵庫県道157号 佐野仁井岩屋線」県道標識。
高原地帯を走っており気持ちがよい。
第六十五代衆議院議長を務めた淡路出身の国会議員「原健三郎」の銅像が建つ。
左手には「あわじ花さじき」という花畑が広がっており、淡路の新名所となっている。
「あわじ花さじき」のために、それまでの道は整備されたと考えられる。
そのため、花さじきを過ぎると、とたんに道幅は狭くなる。
道は狭くなるものの、見通しは悪くないため走りにくくはない。
高原地帯から下っていくため眺めがよい。
カーブ地点では所々2車線になっている。
この辺りは少々見通しが悪い。
真っ直ぐ下っていく。
少しクネクネと下る。
「中持」交差点で「兵庫県道460号 野島浦線」と交差する。
r157はここを直進する、左右の道がr460(右折は手前の道)。
[地図]
r460を左折するとR28に出られるため、比較的そこまでは車通りがあるが、
交点を過ぎるととたんに車通りが無くなり、ただの集落間を繋ぐ山道となる。
離合箇所が設けられているが、離合に苦労するほどの幅ではない。
これまでの標高はないものの、変わらず丘陵地帯を走っている。
この辺りは少し道幅も狭い。
右急カーブ注意。
律儀に「県道↑」の標識があった。淡路島内陸部は枝道も多く道を間違えやすいが、r157に関して言えばそんな心配はない。
山の中を行くため森の中を走るが、鬱蒼とした感じはない。
視界が開ける。
少しの区間2車線が復活する。
仁井で「兵庫県道71号 富島久留麻線」と交差する。
r157はここを直進する、左右の道がr71。
この先、写真は撮っているものの逆光やガラス写りがひどく資料として使えないため、また撮り直しに行ってきます。続きはそれまでお待ち下さい。
[地図]
◎佐野→淡路インター前
結局上の続きからではなく逆からのコースで辿ることにした。
せっかくなので、逆順コースもそのまま置いておくことにする。
佐野で国道28号から分岐する。
r157はここを左の側道へ、R28は直進。
[地図]
県道は国道28号の旧道だ。
佐野の町を行く。
県道はここを右折する、直進すると再度R28に出られる。
[地図]
右手に淡路七福神霊場の大黒天が祀られている八浄寺がある。
国道28号の「新佐野川橋」をくぐる。
ここを右折すると国道に戻れる、直進が明らかにおかしいのでナビが示していたとしても心置きなく戻れることだろう。
現在は写真中央辺りに「異常気象時通行規制区間」の起点標識と「この先、仁井方面道路がせまい!通り抜け困難!」と感嘆符付きの注意看板が掲げられている。
[地図]
「この先幅員減少 通行注意」まぁ最初からこんな道なので誤って侵入することもないだろう。
佐野川と山に挟まれてのっけから狭い。
神原の集落を行く。
高いコンクリートブロック擁壁、この上に民家と田畑がある。
「森下橋」で佐野川を渡る。
右側のスペースは車道ではない。
うん、まぁ、カーブミラーは大事。
離合とかそういう概念は捨ててもらいたい。
しかし、こういった少し広いスペースは大事。
まぁそれもすぐ終わっちゃうけど。
以降こんな道が延々と続くので覚悟してもらいたい、“そういう”道に耐性がない人はそもそも入ってこないし、地元以外の人で走りに来る人は用事があるか好きモノかのどちらかだからまぁいっか。
細い谷間を走っており、基本どちらかに崖が迫っている。
広いスペースにほっと一息。
「亀池橋」で再度佐野川を渡る。
「淡路市道 経ノ岡線」が分岐している、県道は直進。一段上がったところに民家があり、基本県道沿いでは人家がみられない。
狭い道、迫る崖とカーブミラー。
ガードレールは優しさ。
「淡路市道 滝ヶ谷線」が左に分岐する、県道は直進。「←長沢」となっているが、長沢(長澤)とはここから山を一つ越えた向こうにある地名、r123に出られる
左に竹藪、右に崖。
コンクリート舗装になった。
しばしコンクリート舗装の道を行く、コンクリート舗装になると途端に県道感がなくなる。
現在は「淡路市道 興隆寺中央線」という市道ができており、この手前で市道に合流する形になっている。
キュッと絞られている。
再びコンクリート舗装に、ボロボロだ。
それもわずかな区間だったよう。
道が心なし広く法面がきれいなところがあった、崩れたのだろうか?
狭くとも見通しが良いと助かる。
「隅田橋」で隅田川を渡る。
この辺りは少し谷間が開けている、興隆寺の集落。
いやいやいやいや、改めてそんな幅員減少警戒の標識だされても……まぁ確かに? 離合できそうなくらい広がっていたのだけれど。
警戒せよというほどには狭くなる、今更なんだけど。
ちょっとまた広がった。
そろそろ再び鬱蒼とした中に入っていく。
この辺りで対向車避けるのに路肩によってタイヤ取られた転んだ覚えが(どうでもいい話)。
民家があったが既に廃屋のようだ。
「川池橋」で三度佐野川を渡る、右手には「此田花池」という池がある。
畑を大きく回り込む。
路肩整備したところだった様子、以前はどんなんだったのだ……
ここからが本気の険道区間です。
コンクリート舗装になる。
最後ともいえる退避スペース。
デリネーターがなければ県道とは信じられない(あったら県道だということではない)。
ガードレールがあると余計に狭さと圧迫感を感じる、しかしすぐ右手は佐野川の流れなのだ。
なんかもう県道じゃないよね。
でもちゃんと県道、だってほらしっかりと補修してある……
「大塔峠(362m)」(おおとう)に到着。峠で左右に、向かって左に妙見山への作業道が、右に常隆寺方面への作業道が分かれているが、とてもじゃないがどちらも4輪では行けたような道ではなさそうだ(幅はある)。
こうやって見ると、端に寄せて止めているものの、5ナンバー普通車だとまだまだ幅に余裕があるから険道じゃないかもね!(基準)
峠を越えて下りになる。峠の前が切通しになっているんだけど土そのまま、これで県道なんだぜ?
すっごい県道に見えない。
しかしこんな路肩注意ポール一つとっても、ほら「兵庫県」って書いてある、県道を主張している。
ナビもほら。
「凍結注意」という看板、そんなときにあまり走りたくないな。
なんと野田尾断層という断層上になるらしい。
峠を越えてもコンクリート舗装は続いている。
池に注ぐ小川を渡る。
「地切池」(ちぎり)のほとりを行く。
カーブミラーが電柱に取り付けられていた。
久しぶりに視界がぱっと開けた、左手に「榎池」がある。そしてアスファルト舗装に戻る。
久しぶりの民家だ。
右側の別の谷筋に下りる「淡路市道 木瓜ヶ谷線」が分岐している、この下に6枚ほど田圃があるようだ。
右手の谷筋と、左手山越えて向こうの川が同じ「浦川」というのは解せぬ、途中で別れていたら水系は同じでも異なる名前にならないのか……?
再び民家が見えた。
開けて農地が広がっている。
開けた丘陵地を行くのかと思いきや、その縁の一段下がったところを走る。
まだまだ山の中感満載である。
時々こうして開けて見せる。
この上に田畑が広がっているのだろう。
しかし、見通しが悪く狭い道は続いている。
忘れてはならないが、まだまだ険道である。
民家の高いコンクリートブロック擁壁による圧迫感のある区間から脱出。
「淡路市道 桐ノ木線」(右前方民家方面)と「淡路市道 平蔵線」(右手後方)に接する、現在はこの地点に「異常気象時通行規制区間」の起点標識がある。
ここでようやく7.4km程の険道区間を抜け出したわけである。
路肩の白線まで現れた。
「谷川橋」で浦川を渡る。14枚前の地点で市道を谷に下ったほうの川ではなく、16,18枚前の池の下流にあたる。
浦川の谷筋から離れて再び上っていく。
仁井で「淡路市道 浅野南桐ノ木河内線」と交差する。県道は直進、左右の道が浅野南桐ノ木河内線。市道には「仁井ふるさとの道」という愛称がついているようだ。
また少し上っている。
左手は池の堤。
平池のほとりを行く。
まるでこちらが合流する側にも見えるがそうではないようだ。
また森の中を行く。
見通しの悪いきつめのカーブ、速度と対向車に注意。
パッと視界が開けた、丘陵地からの眺め、この辺を「津名丘陵」というらしい。
右から「淡路市道 旧県道佐野仁井岩屋線1号線」が合流する、“旧県道”? どうやら8枚前の写真中央(ミラーのあたり)から右に分かれる道が旧道にあたるらしい、航空写真見ても森しかない……
広い交差点、右に「淡路市道 西岡線」が分岐する。
仁井で「兵庫県道462号 仁井黒谷線」が分岐する。
r157はここを直進する、r462は左折。
[地図]
下りに入る。
小学校の跡地の前を行く。
右に「淡路市道 旧県道佐野仁井岩屋線2号線」が分岐する。かつてはr71が「仁井隧道」でr157をくぐっていたが、現在市道が「仁井橋」でr71を跨いでいる
道はなおも下っている。
仁井で「兵庫県道71号 富島久留麻線」と交差する。
r157はここを直進する、左右の道がr71。
[地図]
「兵庫県道157号 佐野仁井岩屋線」県道標識。
r71と交差してからなんと2車線になった。
と思ったのもつかの間であった。
とはいってもそこまで狭くなるということはない。
奥のカーブ手前で右から淡路市道旧県道佐野仁井岩屋線2号線が顔を出すはずなのだが、何かしら作業道みたいなものはあった。
右に「淡路市道 太田舟木線」が、左に「淡路市道 野島仁井線」が分岐する、県道は直進。左折すると野島断層保存館に向かう。
高原の道といった趣。
待避所が設けられているが離合にさして困らない。
ちょっとしたピークを越える。
現在はこの左手にソーラーパネルが敷き詰められた気分の悪い光景が拝める。
走るのが気持ちいい道。
しかしさして見通しは良くない道なので速度と対向車には気をつけよう。
2車線になったぞ!?
それもほんの一瞬だった。
「中持」交差点で「兵庫県道460号 野島浦線」が交差する。
r460は左奥の道だったが、現在はこの左手に2車線の道が新たにできている、また右側も別途バイパスを造成中のようだ。
r157はここを直進する、左右の道がr460。
[地図]
r460交差後再び道は上っていく。
相変わらずな感じの道が続く。
ここから中央線が現れる、左手に旧道が残っている。
中央線もすぐに終わるが。
またちょっとだけある、そんな繰り返し。
実はここ旧道、現在は右手にスパッと切り通したバイパスができている、2車線に拡幅するよりまっすぐ貫く方が手っ取り早いもんね。
左手のこれは右手にある乗馬クラブの牧草地なのかそれとも放牧場なのか。
物々しいコンクリートブロック擁壁。
「兵庫県立公園あわじ花さじき」という観光地。
当県道最大の見どころといえばやはりこれ「第六十五代衆院議員議長 原健三郎銅像」。
ともかく気持ちのいい高原道路。
左折すると「淡路景観園芸学校/兵庫県立大学淡路緑景観キャンパス」がある、r460に抜けられる。
当時はこのようにまだ幅員減少区間があったが、現在は「あわじ花さじき」の前から終点まで中央線のある道となっている。
現在は左側に拡張されている。
面白みのない道が続いている。
現在はこのようなガードレールなどなく歩道がしっかりと設えられている。
もちろん現在は狭まったりはしない。
ここは左手に別途バイパスができておりここは旧道。
当時からすでにこんな面白くない道。
鋭意拡幅中だった。
まぁ走る分には気持ちよくっていいんだけど。
気持ちのいい直線。
ここからなんと片側2車線の4車線道路となる。
そして道は下っていく。
左に行くと兵庫県立淡路公園の駐車場がある、また「淡路北スマートIC」から神戸淡路鳴門道に入れる。
神戸淡路鳴門道の「淡路ICAランプ橋」「御手洗橋」「淡路ICBランプ橋」と順にくぐる。
いったん右レーンがなくなる、その先は右折専用レーン。
「淡路インター前」交差点で国道28号と「兵庫県道31号 福良江井岩屋線」にぶつかってr157は終わりを告げる。
右折がR28、左折がr31、直進は神戸淡路鳴門自動車道の淡路ICへ。
[地図]