@レポート:浜村駅→勝見
JR山陰本線「浜村駅」と県道275号線を結ぶ短い停車場線。現在は駅前ロータリーが整備されている、残念ながら木は伐られてしまった。
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駅前から出ていくところに掲げられている「歓迎 浜村温泉 貝殻節のふる里」という門型看板。「浜村温泉」とあるように何軒か温泉に入れる宿がある。
「貝殻節」が板屋貝漁師の間で歌い継がれてきた作業歌で、浜村温泉の民謡として今に受け継がれている。
浜村温泉にはかつて山の上に登る日帰り温泉施設があったのだけれども、残念ながらなくなってしまった。
「鳥取県道166号 浜村停車場線」県道標識。
勝見で「鳥取県道275号 八束水勝見線」と「鳥取市道428号 浜村観光道路線」にぶつかってr166は終わりを告げる。
r275は左折、浜村観光道路線は直進。
かつては「鳥取県道32号 郡家鹿野気高線」であり、国道9号まで重複していたが、
調査した僅か3か月後にr32の経路が変わり、気高町市街地区間はr275と市道にそれぞれ変更された関係で、重複していたr166の延長が短くなった。
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ここから先は「鳥取市道428号 浜村観光道路線」となっているが、せっかくなので紹介しようと思う。
「ゆけむり橋」で旧永江川を渡っている。
旧気高町の住宅街は、駅北部の丘陵地帯に広がっており、海岸線の国道9号に向かうにあたって一旦上っている。
駅のあったところは旧永江川によってできた谷間なのだ。“旧”というのは、1959年の伊勢湾台風と1964年の山陰北陸豪雨により永江川および町の東を流れる浜村川が決壊し
甚大な被害を被ったことから、放水路が造られ永江川はまっすぐ日本海に注ぐようになった。
市街地区間とはいったが、実際は新しく作られた町で住宅街。かつては砂丘だった。
両側に、旧気高町と旧鹿野町内を巡回するコミュニティバス「鳥取市気高循環バス」のバス停がある。
その向こうで「鳥取市道102号 砂丘1号線」と交差する。
閑静な住宅街を行く。
左に「鳥取市道103号 砂丘2号線」が分岐する、ここで町から出る。
「浜村」で国道9号にぶつかって浜村観光道路線は終わりを告げる、左右の道がR9。正面のガソリンスタンドは今は存在しない
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