@レポート:西郷→布施
r44に対して島の東を回る主要地方道。
港町で国道485号線から分岐する。r47はここを直進する、R485は左折。
[地図]
分岐してすぐに「日の出トンネル」(竣工:1982年6月 全長:128m)をくぐる。
なんで日の出になったのかは分からないが、おめでたい名前だな。
両脇に狭いながらも、歩道がある。おそらく島内一交通量が多いと思う。
「島根県道323号 池田中町線」と交差する。
r323側からの視点でわかりにくいが、左右の道がr47。右から来て左へのレポート。
西郷湾に沿って走る。
飯田の辺りで道路工事のため通行止めとなっていたので全線通行は敵っていない。
工事は終わっているので、また完走に赴きたいと思う。
しばらく来た大久の集落で大久川を渡る。
海に張り出た崖に穿たれた「久保名隧道」(竣工:1904年 全長:74m)
東海岸はこういった古隧道が数多く存在する。
この隧道は明治37年製のはずなのだが、坑門がめちゃくちゃ新しい。
それもそのはず、おそらく過去に坑口上の大崩落があったのだろう、
稜線まで崖崩れ防止工が見られる。
"洞歴板"には1998年度竣工、とあることから、その辺りに崩壊があったのか。
「久保奈隧道」を出て少し行った所にある「三島洞門」(竣工:1989年3月 全長:36m)
む?片側通行か・・・どうやら洞門の向こうで崩落があったようである。
こんなところだしなぁ、修復工事も進まないんだろうなぁ、
車が少なく警備会社なんかもないからか島内の片側通行は全てこの信号式だ。
続いて現れる「新龍ヶ滝トンネル」(竣工:1996年7月 全長:165m)
さて、ピンと来たあなた、通だね!
注目すべきは"新"とトンネル前の破線による分岐だ。
そう、あなたのその想像は正しい、もちろん"旧"がその向こうに眠っている。
崖ギリギリの所に穿たれた「龍ヶ滝隧道」がある。
r47は大方このような道である、離合できない狭さではないのだが、
見通しは悪いので気をつけて走ろう。
そして、ついにやってくる脅威のトンネル3連コンボ!
つい最近旧隧道に代わり県道を担うようになった近代トンネル三兄弟である。
まずは最初にくぐる「卯敷トンネル」(竣工:2002年8月 全長:405m)
続いて「黎明トンネル」(竣工:2002年8月 全長:410m)
そして、最後に「春日乃浦トンネル」(竣工:1996年11月 全長:178m)
この3トンネルにより山の上まで登らずに済むようになった。
「島根県道47号 西郷布施線」県道標識。
樹高日本一の黒松を擁する春日神社、樹齢も350年を越すものあるという。
黒松が美しい、この海側は「日本の白砂青松100選」に選ばれた春日の浜が広がる。
トンネル三兄弟を越えると、程なくして布施に到着し国道485号線に
再びこんにちはして終わりを告げる。
国道485号線の起点を示すキロポスト。