@レポート:西郷→都万
島後の西海岸を行く主要地方道、山あり谷ありトンネル、狭路有りの県道。
下西で国道485号線から分岐する。
r44はここを直進する、R458は右折。
[地図]
西田「島根県道43号 隠岐空港線」が分岐する。 r43からの視点で見にくいが、左右の道がr44、手前がr43。 [地図]
バスの運転手が缶飲料を買いに降りていた、まぁ、たぶん時間待ちだからなんだろうけど、 このなんともいえないのんびり感がいい。
「島根県道44号 西郷都万五箇線」県道標識。
鳥越峠に向けて快走二車線路、隠岐の道路行政は素晴らしく、二車線改良がぐんぐん進む。
加茂集落をかすめ再び山の中へ、「唐尾トンネル」(竣工:1981年11月 全長:555m)で山間部を超える。 このトンネルに"旧道"はなく、旧道に値するものは遥か海岸線を通る道になる。 隠岐内のトンネルには珍しく、えらく薄汚れている。まぁ、"近代的"なトンネル中では古いからね。
津戸で「島根県道316号 中村津戸港線」が合流する。 r44はここを直進し1.6kmほどr316と重複する、r316は左折と直進。 [地図]
向かいに見える特徴的な山は「高田山(標高:315m)」 この山に限らず隠岐の山は特徴的な山が多い。
高田山の麓で「島根県道316号 中村津戸港線」が分岐する。 r44はここを直進する、r316は右折。 [地図]
「波走洞門」(竣工:1988年1月 全長:33m)をくぐる、これってロックシェードなんかな?
島内の殆どの古隧道は新トンネルが穿たれた後も、いまだ通行できる形で残っているのだが、 寂しいかな幾らかは"開削"という憂き目に遭っている (隧道からすれば天寿を全うできず開削されてしまったんだから、 やはり"憂き目"ではないだろうか?)。 知る限り6枚目と7枚目の写真の間にあったはずの「蛸木トンネル」と、 ここにあったはずの「都万トンネル」だけだ。
二車線路のつかの間の快走(人によっては飽きた)も、 ついにここ都万の集落で終わりを告げ山へ分け入っていく。 ここから北は集落も少なく、道を改良する気もさしてないように思える。 さぁ、狭路の狂想曲を奏でようではないかっ!!
当の狭路写真が少ないのは、単にCFの残りが少なかったからだ、すまぬ。 浜那久で右折し再び山へ向かって上がっていく。 県道はここを右折する、直進すると浜那久の集落へ。 [地図]
見た目は整備された林道だ。狭路狂想曲とか言ったけど、 隠岐の道路行政はかなり素晴らしく、これ以上は悪路にはならない。
「横尾トンネル」(竣工:1987年12月 全長:465m)で山路を越える、ここも旧道に値するものは海沿い。 "横尾"トンネルでMapionで検索すると出てくる2つのトンネルが一つ、知る限りこの名を冠したトンネルは全国で4本。
少し大きめの油井集落、海の傍まで下ってきているのに、再び山に見えるあそこまで上っていく。 県道はここを右折する。 [地図]
再び山中に入り「大嶺トンネル」(竣工:1977年6月 全長:315m)で山路を越える。 1977年製と「唐尾トンネル」より古いにも拘らず、あちらより古さを感じないのは 単に交通量が少ないだけの話だと思う。
トンネルを越えて下ってきた長尾田集落、この部分は狭路で 谷へ下りるようになってた線形を改造し、橋で緩やかに下れるように改良されている
海へ突き出た岬の根元部分を穿っている「夢崎トンネル」(竣工:1997年11月 全長:688m) 頭ん中は本日のトンネル巡りを完了させる事でいっぱいだった。 ここの旧道は道中で何かあったのか鎖により通行禁止処置がなされている。 途中だけ、ではなく、最初から、しかも人為的に"完全廃道"化されているのはここの旧道だけだ。
福浦の集落を越えてすぐに「新福浦トンネル」(竣工:1988年6月 全長:646.6m)で五箇の市街地へと抜ける。 ここの旧道は海沿いにあり、近代遺産2000選にも選ばれている「福浦隧道」がある。
旧五箇村の市街地へ向かっていた道を外れるように道が付け替えられている。
(ここからは2007年5月のレポートになります)
島後唯一の温泉施設「隠岐温泉GOKA」一般浴場以外に、水着浴場も併設されている、ただし宿泊施設はない。
五箇の旧市街地から出てきた道と再び出会う。
この辺りは五箇の平野部を、重栖川沿いに走る。
まっすぐ綺麗な二車線道路が続く。
群の集落に入ったところで少し狭くなり中央線が無くなる。
五箇の市街地を抜け「郡」の集落に入ったところで、国道485号線にぶつかってr44は終わりを告げる。 左右の道がR485。 [地図]