@レポート:古海→薄毛(逆順)
知夫里島を南北に貫く県道。島名は"知夫里島"なのに県道名は何故か"知夫島"となっている。
島の最北集落「古海(うるみ)」が終点となっている。
[地図]
集落から離れるとすぐに上りとなる。
左手には牧場が、この島は隠岐諸島一の牛の島なのだ。
「島根県道322号線 知夫島線」県道標識。
ぐいぐい上っていく。
海から少し離れてはいるが、海岸線に沿ってくねくね曲がる。 道に沿って雑木林の中に“牛の道”があるのが面白い。
たまに待避所があるが総じてこのような広さだ。
この辺りから道が改良されて二車線となっている、旧線は直進していた模様。 狸に出会った、この島は狸の島でもあるのだ。
もう一車線よくわからない線がある。この辺りは谷を埋めて新しい道を付けた模様。
下に旧道が見える、完全に新道によって埋められているのが解る。
見事に切り通されている。
「知夫里トンネル」で山を抜けている、トンネル横には旧道がある。 トンネル手前で知夫里大橋を通って来居(くりい)港へ下りる道が分岐している。
トンネルを抜けてすぐに交差点があるので注意。 旧道と知夫里大橋が出来る前まで唯一港へ下りられた道との分岐。
山の間を二車線の道が延びる。
谷川に沿って下ってゆく。
知夫小・中学校前を通り過ぎる
この辺りで中央線が無くなり幅員減少する。
知夫村の中心地「郡」の集落、右に行くと村役場に向かっているが、県道はここを左折する。 [地図]
曲がってすぐはギリギリ車一台分しかない隘路、対向車に気をつけてください。 その先はすぐに広くなっています。
広い、といっても楽々離合が出来る、というほどではない。
右手の家々の向こうには海があるが、少し離れ上って行く。
何故か山の中へ、切り通しの細い道。
下りになる、真正面に海が開ける。
相変わらずの狭路。
多沢(たたく)集落に出る。入江に立派な橋が架かっているのが見える。 実は海岸沿いに臨港道路が郡まで走っておりあちらの方が遙かに広く楽な道であるため、 県道は集落道のような感じで今はさほど需要はないと思われる。
臨港道路と合流する、県道はここを左折する。 [地図]
またすぐに上りとなり幅員も減少する。
ぐるっと山を通って多沢へ向かう道との分岐。
分岐を越えるとずっと下っていく。隠岐の島々は海岸線が険しいため、どうしても山の上まで上って道を付けるしかない。
見通しが悪いので注意。
下ってきたところで薄毛の集落。北海道の増毛に対し、なんて不吉な名称だろう……
のどかな漁村、というと怒られそうだ。
道なりに進むと明らかに直進っぽいので、直進を県道とする。
ギリギリ車一台分の隘路だった。
先ほど分かれた道と合流する。
海岸沿いに進む。
しばらく来たところの集落外れで県道は終わりを告げる。 [地図]