@レポート:菱浦港→保々見
地図上ではエントウ(旧マリンポートホテル海士)前辺りから始まっている。
島の名前は“中ノ島”だが、県道名称は“海士島”となっている。
[地図]
ホテルから少し下ってくると中ノ島の玄関口、菱浦港に出てくる。
当サイトで参照しているMapionやGoogleMapsでは左手に見える2車線の道が県道指定されておりそれに従ったのだが、 どうやら右手に見える細い集落道が県道指定されているようである、また機会があれば撮りなおしに赴こうと思う。
「かがみうら大橋」で海を渡る。"かがみうら"とは菱浦湾を愛した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が「鏡浦」と名付けたことに由来しているんだそうな。
菱浦港沿いに行く臨港道路。
港の設備(コンクリート部分)が道路とかぶっている。
菱浦の集落が途切れる辺りで、集落道と合流する。少し見通しが悪い。
きれいな2車線と豪快な切り通し。切り通しを少し広げたのかも知れない。
破線ではなく白実線。
「島根県道317号 海士島線」県道標識。
「島根県道319号 西ノ島海士線」との分岐。 r319はここを左折するが、その先には何もなく行き止まるだけ。 [地図]
旧道跡が残る、最近線形改造したようである。
海士から菱浦へのアクセスを改善したようだ。
同じ県道番号が別れている。県道はここを直進し島を一周した後再びここへ戻ってくるのだ。
ここで分岐&終点。右折すると右回り、直進で左回りの島一周が出来る。 [地図]
海士の市街地へ向かって一直線
海士の中心地、県道は左手にNTTが見えるこの交差点を左折する。 交差点前は道が狭くなっており見通しも悪いので注意。 東側の保々見や知々井の集落へはこの道を真っ直ぐ山を越えていった方が実は県道よりも遙かに早く着く。 [地図]
市街地内は中央線が無く少し道が狭い、バスも来るので注意して走ろう。
集落が途切れ田圃が広がる、少し急なカーブがある。
田園の中を行く。
少し登る、一直線の見通しの良い道。
東の集落へ入る、この辺りから一段と道幅が狭まる。
東地区農免農道との交差。見通しが悪い交差点なので注意。
道端に山羊が!
東の集落を過ぎるとしばらくは何もないところを走る、何もないといっても森や田畑はありますが。
明屋海岸や能田へ向かう分岐
すぐに豊田へ向かう分岐がある、人家のある集落への分岐はここが最後となる。 [地図]
山の中の一車線が伸びる
カーブを伴って上る
西側の東へ抜ける山道。
高石漁港へ抜ける関連道路、ここを過ぎると2km程の間本当に何もない山中を走る。
[地図]
漸く海が見えた。
この先の集落保々見や知々井へは先に述べたとおり海士から直接山中を抜けている。 そのため、わざわざこちらの県道を使う者は少ないと思われ、途中で出会った車は1台だけだった。
しかし、そんな利用者が少ない道であるにも拘わらず、しっかりとこうして補修されているのは素晴らしいと思う
下りに転じしばらく来たところでようやく人家が見えてきた。
ここが保々見の集落、ここと隣の知々井が東側唯一の集落となる。
なにやら分岐が、あちらの方が広い2車線の道だが県道ではない。 "知々井臨港道路"だ、この先「熊野トンネル」で知々井の集落へ抜けている。 [地図]
臨港道路に対し、県道は山を上る。
半島部の根っこ当たりの鞍部を抜ける、左に知々井岬方面へ向かう林道が延びる。
山に沿って走る。
しばらく行くと知々井集落への分岐が現れる、県道は集落の上をスルーパスしている。
道はすぐに上りへと入る。
結局知々井の集落を行きながらも人家は見られなかった、知々井からも市街地へは山中を抜けた道の方が断然早い。
宇津屋岬がある半島部の付け根当たりを「知々井とんねる」で越えている。 なかなか時代を感じさせるトンネルだ。竣工は明治時代まで遡るが、トンネル自身や周りが改修を受けているためそう感じない。
トンネルを越えるとすぐに下りに転ずる。
御波の集落まで、気持ちが良いくらい真っ直ぐ下る。
御波の集落。かなり奥まった入り江に位置する漁港。
海士からのアクセスは、やはり知々井へ山中を抜けてきた道からだと思われ、この先県道からではないだろう。
再び山へ向けて上っていく、この辺りでマイクロバスに出会ったが路線バスだったろうか。
カーブにコンクリート舗装
山を上り切った稜線上で「島根県道318号 日ノ津崎港線」と合流する。
[地図]
しかし、道はすぐに下りへと転ずる。
西海岸へと向かって下っていく、大規模な崩落があったのか大きな補修した法面が見える。
須賀の集落へ向かう道との分岐。
2車線になっていた道がまたすぐに狭くなる。現在この先にバイパスを造成中のようである。
日ノ津の集落。合流したr318はここで終点となる。 [地図]
日ノ津で山を下りきった後は比較的平坦な道が続く。現在この区間は2車線のようだ。
矢原の集落で真っ直ぐな道に吸い込まれそうになるが、県道はここを左折する。直進すると海士の市街地へ向かう。
[地図]
山の際を走る
途中分岐があるがここは直進。
ここでも崩落があったのだろうか。
福井の集落をしばらく進むと、再びr317に合流して終わりを告げる。 [地図]