@レポート:大詫間→光法
伊万里市街地と伊万里焼の里を結ぶ3桁県道。「大川内町平尾」交差点で「佐賀県道26号 伊万里山内線」から分岐する。
r251はここを右折する、r140は手前と直進。
[地図]
「佐賀県道251号 黒髪山公園線」県道標識。
この先から下りになっている。
県道26号線と別れたあたりは河岸段丘上にあったが、そこから伊万里川の平野部に下りている。
伊万里川の流れによってできた平野部に下りてきた。
しばらく左手に田圃右の段丘崖下に民家という同じ光景が続く。
吉田集落を行く。
吉田の集落は段丘の上にまで広がっているようだ
「吉田橋」で伊万里川を渡る、すぐ隣上流側にも「吉田橋」が架かるがそちらは旧道(伊万里市道 吉田7号線)。橋の手前で「伊万里市道 吉田4号線」が分岐する、これから向かう先とは違う一本西の牧川の谷筋を行く道。
ゆるやかな左カーブ、この辺りから徐々に上りだす。
正力坊の集落に入っていく、家々はあまりかたまっていない。
左から山が迫ってきた。
左手の山を削った斜面の上にお墓があった。
右手に伊万里焼の窯元があった。
「大正橋」で伊万里川を渡る、高欄は伊万里焼で装飾されている。右手には「秘窯の里 大川内山 いらっしゃいませ」のモニュメントが立つ。
左手に「鍋島藩窯の関所」がある、製陶の技術情報が外に漏れぬよう関所が設けられていた。
伊万里焼の里、大川内山集落に入っていく、橋の手前で2車線は終わっている。
「鍋島藩窯橋」(なべしまはんようばし)で伊万里川を渡る。ここから先が伊万里焼の里「大川内山」集落だ、町を散策するにはこの右手にある「伊万里・有田焼伝統産業会館」か橋渡って右手の駐車場に車を止めよう。
伊万里焼で装飾された橋(外側)鍋島忠山による伊万里焼タイルの竜の装飾が施されている。
伊万里焼で装飾された橋(内側)スゴイよねぇ。
面白いことに、佐賀県内の橋は国道・県道・市町村道にかかわらず河川名のかわりに路線名が親柱に掲げられていることが多い。
大川内町乙で「伊万里市道 大川内山5号線」が分岐する、県道はここを右折する。 [地図]
山中の谷あいに開けた町で坂ばかりだ。
多くの窯元が沿道に軒を連ねる。
狭い路地を行く。
訪れたときはあいにくの雨だったため少なかったが、歩いている観光客も多いので気を付けよう。
石畳のため雨の日は滑らないように注意して歩こう。
「←清正公堂」とある。清正公とは加藤清正のことだろうが、ここは鍋島藩で清正とは直接の関係はないものの、陶工に日蓮宗信者が多く、同じく日蓮宗を篤く信仰した清正を祀るようになったとか。
「←江戸時代藩窯中心地跡・藩窯御細工屋敷跡藩役宅跡」とある、因みにこの坂は藩窯坂という愛称がつけられている。
法面を見たらわかりるが結構な坂だ、106‰くらい。
この辺りまで来る観光客はあまりいないかもしれない。
道幅も少し広がる。
右手に見えるのが最後の窯。
左手の建物が集落最後。
集落外れから少し上ったところ林に入るあたりで石畳からアスファルト舗装に変わるが、この辺りで県道終点となる。 この先も道は続くが市道指定はされていない、「林道 腰岳〜青螺山線」の一部だろうか。 [地図]