佐賀県道251号 黒髪山公園線

「伊万里焼」で有名な伊万里焼の里「大川山内」を結んでいる県道。伊万里焼の里に行くためだけの県道と思ってもらえばいい。 沿道に架かる橋には伊万里焼の銘板であったり、伊万里焼が乗っけてあったり、伊万里焼で装飾された橋まであり楽しませてくれる。 集落内も県道だが通り抜けるのでなければ集落入ってすぐの駐車場に止めて散策するとよい。
沿線には、伊万里の関所、伊万里鍋島焼会館、伊万里焼の窯が多数ある。コンビニエンスストアやガソリンスタンドは皆無。 飲食店は途中に数軒あり、里にも喫茶はあるが、観光地の様でありながら観光地にあらず、飲食店は基本ないものと思った方がよい。
調査日:2012年9月 公開日:2023年9月

県道26号線分岐・佐賀県伊万里市大川内町丙「大川内町平尾」交差点 起点 @レポート:大詫間→光法
伊万里市街地と伊万里焼の里を結ぶ3桁県道。「大川内町平尾」交差点で「佐賀県道26号 伊万里山内線」から分岐する。 r251はここを右折する、r140は手前と直進。 [地図]

ゆるやかな右カーブ、両側に茶色い2階建てアパートがあり、左手に県道標識が掲げられている 「佐賀県道251号 黒髪山公園線」県道標識。

両側に民家がある、少し先で下り坂になっておりその先の道が見えない この先から下りになっている。

段丘から下っている道、左手に民家があり右手にはバス停留所の膨らみ 県道26号線と別れたあたりは河岸段丘上にあったが、そこから伊万里川の平野部に下りている。

右手には民家が並び、左手は道路より一段下がったところに田圃が広がっている、田圃との間にガードレールあり 伊万里川の流れによってできた平野部に下りてきた。

右手には民家が並び、左手は道路より一段下がったところに田圃が広がっている、田圃との間にガードレールありという変わらぬ光景、右手に歩道に柵がある しばらく左手に田圃右の段丘崖下に民家という同じ光景が続く。

右手には集落が広がっている、左手に倉庫がある 吉田集落を行く。

右手丘の上の方まで民家が建つ 吉田の集落は段丘の上にまで広がっているようだ

交差点前で中央線が白実線になっている、左の歩道に国道標識が立っている 「吉田橋」で伊万里川を渡る、すぐ隣上流側にも「吉田橋」が架かるがそちらは旧道(伊万里市道 吉田7号線)。橋の手前で「伊万里市道 吉田4号線」が分岐する、これから向かう先とは違う一本西の牧川の谷筋を行く道。

ゆるやかな左カーブのゆるやかな上り坂、左手には歩道がありその向こうに田圃が広がる、右手にはガードレールがあり、伊万里焼窯元の黄色い看板が立つ ゆるやかな左カーブ、この辺りから徐々に上りだす。

ゆるやかな右カーブ、奥に集落の家々が見える 正力坊の集落に入っていく、家々はあまりかたまっていない。

左手に山の斜面、右手には田畑が広がる中に2軒ほど民家がある 左から山が迫ってきた。

左手は削った山の斜面、右手には民家がある 左手の山を削った斜面の上にお墓があった。

左手には山、右手に公法窯 右手に伊万里焼の窯元があった。

伊万里焼で装飾された高欄の橋 「大正橋」で伊万里川を渡る、高欄は伊万里焼で装飾されている。右手には「秘窯の里 大川内山 いらっしゃいませ」のモニュメントが立つ。

左手歩道の向こうに白壁の関所跡、右手はブロック擁壁の上に伊万里・有田焼伝統産業会館が建つ 左手に「鍋島藩窯の関所」がある、製陶の技術情報が外に漏れぬよう関所が設けられていた。

山の中に集落が現れた 伊万里焼の里、大川内山集落に入っていく、橋の手前で2車線は終わっている。

中央線のない両側に歩道のある橋、高欄はコンクリート製だが伊万里焼の装飾が施されている 「鍋島藩窯橋」(なべしまはんようばし)で伊万里川を渡る。ここから先が伊万里焼の里「大川内山」集落だ、町を散策するにはこの右手にある「伊万里・有田焼伝統産業会館」か橋渡って右手の駐車場に車を止めよう。

高欄の外側、伊万里焼タイルの装飾が施され、橋中央部に伊万里焼の壷が載せてある 伊万里焼で装飾された橋(外側)鍋島忠山による伊万里焼タイルの竜の装飾が施されている。

高欄の外側、同じく伊万里焼の絵が描かれた4枚のタイルが8枚付けられている 伊万里焼で装飾された橋(内側)スゴイよねぇ。

青海波文様が伊万里焼タイルによって飾られた親柱、真ん中に県道名の伊万里焼銘板がはめ込まれている 面白いことに、佐賀県内の橋は国道・県道・市町村道にかかわらず河川名のかわりに路線名が親柱に掲げられていることが多い。

右向きの丁字路、右に左に窯がある、道は石畳に変わっている 大川内町乙で「伊万里市道 大川内山5号線」が分岐する、県道はここを右折する。 [地図]

白壁の塀が両脇にある石畳の坂 山中の谷あいに開けた町で坂ばかりだ。

坂の両側に窯元がある 多くの窯元が沿道に軒を連ねる。

左手に窯の直売所があり、右手は白壁の蔵 狭い路地を行く。

両脇に民家、おそらく窯元 訪れたときはあいにくの雨だったため少なかったが、歩いている観光客も多いので気を付けよう。

石畳の坂と両側に石積み擁壁 石畳のため雨の日は滑らないように注意して歩こう。

左手はディスプレイのある窯元、右手は玄関に見事な松のある窯元、石畳の坂が続く 「←清正公堂」とある。清正公とは加藤清正のことだろうが、ここは鍋島藩で清正とは直接の関係はないものの、陶工に日蓮宗信者が多く、同じく日蓮宗を篤く信仰した清正を祀るようになったとか。

両側に窯が並ぶ、左に道が分かれており角に立つ電柱に「←青磁の長春」とある 「←江戸時代藩窯中心地跡・藩窯御細工屋敷跡藩役宅跡」とある、因みにこの坂は藩窯坂という愛称がつけられている。

左手のコンクリートブロック擁壁の高さが2m程ある、右手の建物は路面と同じ高さにある 法面を見たらわかりるが結構な坂だ、106‰くらい。

少し道幅が広がる この辺りまで来る観光客はあまりいないかもしれない。

車が優にすれ違えるほどの広さになった 道幅も少し広がる。

まだ両側に建物はあるが、右手の建物が最後の窯 右手に見えるのが最後の窯。

左手に建物があり、それが集落最後、そこから先林に入る 左手の建物が集落最後。

佐賀県伊万里市大川内町乙 終点 集落外れから少し上ったところ林に入るあたりで石畳からアスファルト舗装に変わるが、この辺りで県道終点となる。 この先も道は続くが市道指定はされていない、「林道 腰岳〜青螺山線」の一部だろうか。 [地図]