@レポート:難波→暗峠
「難波」交差点で国道25号(御堂筋)と大阪市道難波境川線から分岐する。
大阪市営地下鉄「御堂筋線」とも交差しているが、地下なのでどうでもいい話だ。
大阪府道の嫌なところは、この苦痛の限りの街中。
r702はここを直進する、左右の道がR25、手前が難波境川線。
[地図]
赤ひげ薬局の前を通る(ビックカメラの前と言わないところがいい)。 上を走るは阪神高速15号堺線。
「日本橋1」交差点で「大阪府道102号 恵美須南森町線(堺筋)」と交差する。 堺筋は北向きの一方通行のためここは左折しかできない、これが大阪の道の嫌なところよね。 大阪市営地下鉄「堺筋線」とも交差しているが、地下なのでこれもどうでもいい話だ。 r702はここを直進する、左右の道がr102。 [地図]
国立文楽劇場前を通りすぎる辺りで阪神高速15号堺線が北へ離れていく。
「下寺町」交差点で大阪市道天神橋天王寺線(松屋町筋)と交差する。 松屋町筋は今度は南向きの一方通行なので右折しかできない、大きな道が一方通行なのはわかりやすいようでわかりづらい。 大阪市営地下鉄「松屋町筋線」とも交差しているが、そんな線は存在しないのでどうでもいい話だ。 上の高架は高津入口の高架。 r702はここを直進する、左右の道が天神橋天王寺線。 [地図]
上町台地に上ってきたところの「谷町9」交差点で「大阪府道30号 大阪和泉泉南線(谷町筋)」と交差する。 今度は相互通行なので左右どちらにでも曲がれる。 大阪市営地下鉄「谷町筋線」とも交差しているが、地下なのでやはりどうでもいい話だ。 r702はここを直進する、左右の道がr30。 [地図]
「上本町6」交差点で大阪市道赤川天王寺線(上町筋)と交差する。 右斜め向こうに見えるビルは「シェラトン都ホテル大阪」。ここで天王寺区に入る、下寺町交差点からここまでの反対車線は天王寺区だけれども。 r702はここを直進する、左右の道が赤川天王寺線。 [地図]
近畿日本鉄道「上本町駅」前を通る、右手にあるのが上本町駅。
「下味原」交差点で玉造筋と交差する。 ここまできたら、大阪の端感が漂ってくる、この向こうにまだ東成区あるけど。 ここから片側2車線に車線が減少する。
府道702号線であることを主張するとともに、実はこの道「千日前通」という名称が付いており、また、下には大阪市営地下鉄「千日前線」が併走している。
JR環状線と交差する、「鶴橋駅」をくぐる。ここで東成区に入る。
「玉津3」交差点で大阪市道上新庄生野線と交差する。 これまでほぼ東に向いていた道が、ここで少し北東に進路を取る。 r702はここを直進する、左右の道が上新庄生野線。 [地図]
辺りには商店や民家など高さの低い建物が目立つようになってくる。
「今里」交差点で国道308号が合流ししばらく重複する、また大阪市道大阪環状線(今里筋)と交差する。 r702はここを右斜め方向に直進ししばらくR308と重複する、左斜めがR308、左右の道が大阪環状線。 [地図]
くの字に折れる。
平野川分水路を渡る。
「新深江」交差点で国道308号が分岐する、また国道479号と交差する、そして「大阪府道24号 大阪東大阪線」としばらく重複する。 ここで、起点以来併走してきた大阪市営地下鉄「千日前線」と分かれるが、地下なので割とどうでもいい話だ。 r702はここを直進ししばらくr24と重複する、R308は左折、左右の道がR479、r24は直進。 [地図]
またもや、カクンとくの字に折れる。
高井田西で「大阪府道159号 平野守口線」が分岐する。 ここで東大阪市に入る。 r702はここを直進する、r24も直進、r159は左折。 [地図]
「布施柳通」交差点で「大阪府道24号 大阪東大阪線」が分岐する。 r702はここを直進する、r24は右折。 [地図]
「布施柳通」交差点を過ぎると、片側1車線の対面通行となった。
JRおおさか東線と交差する。
「御厨栄町」交差点で「大阪府道15号 八尾茨木線」が合流ししばらく重複する。 合流といっても、北向きの一方通行のためr15からは出てこられない。 r702はここを直進ししばらくr15と重複する、r15は左折と直進。 [地図]
「御厨」交差点で「大阪府道2号 大阪中央環状線」の旧道と交差する。 r702はここを直進する、左右の道がr2(旧)、r15も直進。 [地図]
第二寝屋川を渡る、第二……て。
「意岐部西」(おきべにし)交差点から「意岐部東」交差点間で近畿自動車道と「大阪府道2号 大阪中央環状線」と交差する。 r702はここを直進する、高架が近畿道とr2、左右の道がr2、r15も直進。 [地図]
r15とのお団子。
「菱江」交差点で「大阪府道21号八尾枚方線」と交差する。 r702はここを直進する、r15も直進、左右の道がr21。 [地図]
通り過ぎてしまったが、一つ前の「英田農協前」交差点で「大阪府道15号 八尾茨木線」が分岐している。ここは「花園ラグビー場西」交差点。 r702はここを直進する。 [地図]
日本ラグビーの聖地「花園ラグビー場」前を通る。
交差点手前には2枚の国道標識があり、1枚は国道170号で補助標識が「↔」となっているが、もう1枚の国道308号のは補助標識に「↑」となっていた。
「新町」交差点で国道170号(大阪外環状線)と交差する。 前述の国道標識からすると、ここから国道308号と重複することになるのか? r702はここを直進する、左右の道がR170。 [地図]
「大阪府道702号 大阪枚岡奈良線」府道標識。
Uターン禁止らしい、確かに道幅は広いが……する人が多いのだろうか?
「箱殿」交差点で国道170号(旧道)と交差し、再び国道308号と合流する。 r702はここを直進する、左右の道がR170(旧)、左折と直進がR308。 [地図]
「箱殿東」交差点で東高野街道と交差する。府道はここを右斜めに。 なぜここにスクランブル交差点が設置されているのか非常に謎である。 国道308号のレポというと、暗峠レポの開始点として必ず出てくるこの交差点……と書こうとして、 検索かけたら思いの外どのサイトでもこの光景は出てこずガッカリと。あれぇ?よく見た光景だった覚えがあるのだが。
道幅は狭いが、まだ歩道がある。
というのも束の間、歩道が無くなる。
強力に国道であることを主張しているのがにくたらしい。
そして、この交差点を過ぎると……
中央線が無くなり、片側がコンクリートという怪しい道に変貌する。 実は、このコンクリートは暗渠で、下には豊浦川が流れている。
近畿日本鉄道の奈良線をくぐる、ガード下は高さ制限3.0m。
カードをくぐった向こう側、東豊浦町で「大阪府道170号 枚岡停車場線」が分岐する。 r702はここを直進するのだが、正面にある通り、実は西向きの一方通行区間がわずかにあり、大阪→奈良は自動車やバイクでは正確に辿れない。 奈良へ行くには、ここを左折して向こうへ回り込む。 r702はここを直進する、R308も直進、r170は右折。 [地図]
怪しさいっぱい夢いっぱい、東向きへは出鼻をくじかれるが、これが魔界への入口だ。 右の柵のところから豊浦川が暗渠になっている。
150m程の一方通行区間、既に府道の様相を呈していない。
それでも、国道だと強力に主張し続ける。
ここで回り込んできた道と合流する、それまでの一方通行と道幅が変わらないというのに、この先は相互通行。 [地図]
府道でもなく国道でもなく、町の人の生活道路、というのであれば驚くに値しないのだが
だが、曲がりなりにも府道であり、国道なのです。
街から離れると、景色は一変するが道は何も変わらない。
法照寺の前を行く、お寺の壁と比較するといかに激坂かがわかって貰えるだろう。
わずかな待避スペースがありがたいが、一度離合に止まると復活がしんどい。
バイクで訪れた際の写真、上手く止めないと倒れてくる。
ガタガタと急坂を登って行く。ここの下りは下りで面白いのだが、ブレーキが利かなくなった日にゃ、すぐにでも川向に渡ってしまうので注意が必要だ。 遠くに見る大阪の夜景を眺めながら下ってくるのもそれなりに乙だが、あまりそんな余裕はない。
この右の縁石がイヤラシイ。
人が!この道は、割とハイカーが多い。
途中、唯一その勾配が落ち着くところ、ちょうど豊浦川を渡っている。 だが、目の前に見えるカーブが既におかしい。
再び急勾配を上り始める、心なしか道幅に余裕が出来た。
だからといって、離合が出来るわけではない。
カーブ部分には申し訳程度にミラーが設置してある。
しかし、こちらのカーブの方が余程カーブミラーを必要としているように見える。
この先の土手の上、直上にガードレールが見えている、つまりそれは……
見るからにおかしい勾配の急カーブ、内側を回りすぎると酷い目に合う、 そして失速も酷い目に合う、ここで対向車が来てしまったら……
その後も延々とコンクリ舗装とすべり止めの輪っかがついた激坂が続く。
途中、府道を一本の道路が横切るのだが、これは公園の管理道で一般車の通行は出来ない、そちらの方がよい道だったりする。 管理道はクネクネと山にへつらいながら回り道してゆっくり登っているのに対し、府道は谷を直登している。
路肩にポールが立っている、注意喚起のためなのか…… しかしその向こうは斜面となっており、出来ればガードレールの方がいいのではないだろうか。
辺り一面コンクリート責め。
申し訳程度に離合箇所が現れる、また道が細くなっている。
左手奥から来たアスファルトで舗装された道が合流する。 [地図]
ここは数々の暗峠レポートで紹介されている有名分岐。 このアスファルト道は、先ほど交差した管理道で、この先に続くアスファルトへはやはり一般車は通行禁止だ。
で、府道はどこへ行くのかというと……もうおわかりだろう、左手の、アスファルト道の1/3程に狭まっているコンクリート道だ。
もう、何の冗談かわからない、車一台分の幅しか無く、右手はガードするものがない、脱輪もすれば、落っこちもする。 車では歩行者とのすれ違いも出来ない、写真に写っている方は、その場所で山側にへばりつくように避けてもらった。
こんなところに!?といっては失礼だが、こんなところに集落が。
手前はまだ広いが、この奥また車一台分の狭さになって山へ駆け上っているのが見て取れる。
車でもぶつかったのだろうか、標識が傾いてしまっている。
ここからは凄い光景に、石畳になる。
暗峠到着、ここで奈良県生駒市に入る。大阪府道702号線はここで終了する、ここからは奈良県道702号線となる。 [地図]
奈良県側から眺める、石畳という以外は怪しい光景ではなさそうに見える。
バイクだとこんな感じ、峠というだけ合って、向こうは空が突き抜けている。
「暗峠」(くらがりとうげ)の石碑、結構新しい。
日本の道100選にも選ばれている。