@レポート:大野西→天野町
「大阪府道38号 富田林泉大津線」が一度大阪狭山市に入った後、堺市に入る手前の路地で分岐している。
うかうかしていると簡単に通り過ぎる全く目立たない交差点だ。
この府道はおそらく大阪府道の中で密かな一番だと思う。[地図]
とたんに集落内の狭い路地に突入する。
集落を過ぎるとなにやら大きなタンクのある工場横を通る。
森の中を走る、右手にはゴルフ場がありその敷地に沿って走る。
府道はちょうど市境辺りを走っている。
視界がぱっと開ける。
アスファルトが浮いていたりするので二輪は走行注意。
道が二またに分かれている、府道は左折する。[地図]
道標がある、割と古い道なのだろうか。
ビニールハウスの間の細い路地を行く。
普通車でも曲がりづらい狭いカーブ。
3ナンバー車は行けるか怪しい「大塚橋」、1983年3月に架けられた単径間のコンクリート桁橋だ。
上りになる。
街だ。荘園町の住宅地に入る。
住宅地といえども、その外縁部の古くからある道のようだ。
この府道の最強(最狭)たる所以。世に知られていないが、おそらく大阪府下一狭い府道ではないだろうか。 バイクでこの狭さである、5ナンバー普通車で通れるかさえ不明だ、 撮影中に通った車を見ていた限りでは確か軽自動車でギリギリだったような覚えがある。
最狭部を抜けるとすこし広がるが、これで安心してはならない。
府道はここを右折する、明らかに民家のガレージのようなのだが・・・
下里町・天野山と指している。
何かの冗談としか思えない。[地図]
竹藪の中の車一台分しかないコンクリート道を走る。
コンクリート道を抜け視界が広がった。
コンクリート道を眺める、明らかにおかしい府道。
畑の中で浮いている広い新しめのアスファルト舗装路。
再び何かの悪夢かと見紛う光景、車一台分のコンクリート道かダートしか選択肢がない。
府道を雄弁に物語る看板。 小山田地区住民と富田林土木事務所職員と、官民協働で作り上げたらしい・・・
正直な話コンクリート舗装する意味はどれほどあったのか・・・
離合なんて夢のまた夢で、軽自動車一台分の幅がやっと確保されている程度の道が畑の間に延びている。 これでも農道でも畦道でもなく立派な府道だ。
この辺りは昔からコンクリート舗装されていたようだ。
アスファルトで舗装された道に合流する。[地図]
十分な幅を持った道で池の横を通り過ぎる。
田畑の中を行く。
マイクロバスの幅と比べると車同士の離合は少々難しいようだ。
丘の上へ上る。
集落が現れる。
見通しの悪い交差点に注意。
集落を行く。
竹藪の中を、再び下る。
再び川沿いの平野部に下りてくる。
市道に合流する、府道はここを左折する。 直進すると天野山金剛寺の門がある
国道170号線と合流してr217は終わりを告げる。 [地図]