@レポート:山浦→菅原
国道387号と国道210号を結ぶ3桁県道。かつてはこの地点から分岐していたが現在はバイパスが造られこの先の「慈恩の滝入口」交差点からの分岐となっている、そのため路線名が「菅原戸畑線」から現在のものに改められた。
r704はここを左折する、R210は直進。
[地図]
国道210号から離れて下っていく、いやむしろ国道の方が川を越えるために築堤でもって上がっているのではなかろうか……おそらくこの道は国道の旧道だろう。
玖珠川を渡る。現在はこの先に道が存在しないため橋も撤去されている。
現在、この道は右手に何軒かあった家はなく、新道と道の駅によって埋められてしまっており影も形もない。左奥に見えるそば屋さんは現在も営業されている。
県道はここをグイっと左に曲がって急坂を上っていた。直進は日田市道杉河内線で、山浦川に架かる「滝の下橋」左手に「慈恩の滝」がある、ちなみに通り抜けられない。
かつてはコンクリと舗装の1.5車線激坂が待ち構えていた
今は見る影もなく綺麗な2車線がすっと伸びているそうな……
コンクリート舗装の激坂が終わったところで2車線に変わっていた。
当時も2車線工事中だった。
路線バスも走っていたという恐ろしさ! もちろん今は2車線。
この辺りまでは2車線化が完了していた。
ハッキリと中央線も現れる、カーブの地点を左折すると玖珠町道山浦早水線で早水(そうず)の集落に向かう、棚田があるそうな(この辺一帯全部棚田なのでは……)。
杉河内集落への道が分岐する、集落をパスするようバイパス化されたのだろう。
なんと右に並んでいるのは木製ガードレール!(支柱はコンクリート製ですが)。
「杉河内新橋」で山浦川を渡る、川の対岸は日田市となっておりここで日田市に入る。
土穴の集落を行く、と言っても集落は右手の山を少し入ったところだが。
木製ガードレールも終わってしまった。
中央線がなくなってしまったが消えているだけのようだ。
中央線はすぐに復活する。
「鬼池橋」で再度山浦川を渡る、川の対岸は玖珠町となっており再び玖珠町に入る。
川を渡る手前で中央線はなくなり道幅が狭くなった。
少し崩れたのかそれともガードレール設置に合わせての擁壁整備なのか。
その区間だけ2車線になっていたので2車線化のための工事だったようだ。
少し狭い区間があった後再び2車線に。
また少しだけ2車線が続くようだ、こうして少しずつ2車線化していってるのだろうね。
そして中央線がなくなる、右手には「清流の駅 山浦川ゆめ公園」なるものがあった。
杉林に突入していく。
カーブ前後だけ広かった。
徐々に上っている感じ。
民家とバス停があった、山の上の花香集落(はなが)に向かう玖珠町道花香線が分岐している(ガードレールのところ)。
もう一軒民家があった。
中央線が消えていただけでどうやら2車線になっていた様子。
杉林を駆け抜ける、春はあまり通りたくないね。
待避所らしきものはなく離合には気を遣う区間で、少し広まったところを待避スペースに使うしかない。
何の変哲もない山道を行く。
見通しの悪いカーブも多いので注意。
パッと周りが開けた。
おそらくまた2車線になったと思われる、中央線は消えちゃって見えていないだけで。
山の上の中野集落へ向かう玖珠町道中野線が左に分岐している、県道は道なりに直進し「小久保橋」で三度山浦川を渡って再び日田市に入る。
右に古園集落へ向かう日田市道山浦古園線が分岐している、県道沿いは谷幅が狭く切り込んでおり集落はもっぱら山の上かその斜面上に形成されている。
しばらく2車線が続くようである。
正面に見えるのは小学校、ただし休校なのだそうな。
右に一手野集落へ向かう日田市道本城山浦線が、左に下園・荻原集落へ向かう玖珠町道下園線が分岐している。下園線はそのままずっと上っていくと萩原集落から万年山の麓を経て農免林道山浦線で口ノ園集落に向かう、この辺「〇〇園」って集落名多いな。
しばらく2車線が続くかと思ったのもつかの間一気に幅が狭まる、ここから本格的険道区間のため“そういう道”に耐性のない人はこの先に行かぬ方がよい。
1車線で離合もできずガードレールもなく路肩の白線もない、余すとこなく険道の様相。
木がわさっと張り出す。
まぁまぁ見通しはそう悪くはない。
一本だけ道路の向かいに仲間外れ。
16枚前の写真で「杉林」といったけど、たぶん「檜林」だよねこれ。
谷も随分と狭まってきた。
右に末野集落(じいの)へ向かう日田市道末野線が分岐する、どちらに行こうがものっそい細い道。
ここから檜林へと入っていく、そして本格的な“険道”の始まりだ。
カーブミラーがあったらどうだという、ね。
あまり檜林は深くないようだ。
左手奥にポツンと1軒民家があった。
待避所もたまにある。
ここも何とか離合できるスペースが確保してある。
左手に山浦川の流れがあるが、川までは遠く間に木々もある、ガードレールがあるのは優しさ。
崖が迫ってきて怖い、左手に「詰の滝」がある「山浦川七滝」のうちの一本。
狭い谷間を走っているので薄暗い。
ありがたく感じるカーブミラー。
険道を走るときは視認性をよくするためにヘッドライト点けて走っています。
建物が見えてきた!?
「吹ヶ原橋」(ふけはら)で四度山浦川を渡り、三度玖珠町に入る。 橋を渡ったところで秋畑集落に入る、県道沿いにも民家があるが左折して玖珠町道秋畑線をやはり山の上に上ったところに家が固まっている、
山浦川の谷奥で、少し開けたところにできた集落。
そのわずかに開けたところに人家と田畑がある。
この右手木々の向こうに田畑が開けている、現在も使われているかは不明だが。
ここから一気に高度を上げていく、2kmで150m程高度を上げる。カーブ地点にイチョウの巨木があった。
4つのヘアピンカーブが待っている、さっきのは1つ目。
そういいながらヘアピン写し損ねている。
3つ目のヘアピンカーブ。
4つ目のヘアピンカーブ。
ヘアピンと直線でもっと一気に高度を稼ぐ、へピン1つ目から一気に40m高度を上げた。
まだ右手に山浦川の流れはある、現在はガードレールももう少しこちらまで伸びている。
何故か幹に「アソ」(アン?)のペイント、どういった意味だ?
ヘアピンカーブにミラーがないのにこういうところにミラーがあるのは、ヘアピンは名前の通り折れているので対向車が来ても見えるからだろうか?
カーブのところでコンクリートの作業道が分岐している、ちょこちょこあったので山の手入れはされているのだろうか?
言うてそんなに見通しが悪いわけでもない。
コンクリート擁壁と落石防止柵が現れた、落石が多いのかな? 右側の山浦川沿いは現在ガードレールが設えられている。
再び2つ続けてヘアピンカーブがある、この1つ目はカーブ部分だけコンクリート舗装であった。
ぐるりと戻る。
2つ目のヘアピンカーブ、こちらはアスファルト舗装のまま。
ここら辺は薄暗い林。
ラストスパートってくらいぐんぐん上る。
心なし道幅が広がったか
上りが落ち着いた、18枚前のヘアピンカーブ1つ目からここまで2km弱(直線距離で1km)で150m程標高を稼いでいる。
ここでパット視界が開け中央線が現れて2車線の道となる、険道の終わりだ。
養鶏場があった、当時は出来立てほやほや(1年)だった。
この辺りは、玖珠町の中心地がある玖珠盆地(玖珠カルデラ)が火山だったころに噴出した溶岩や、南に遠く離れた阿蘇山が大爆発したときに流れ下ってきた火砕流が降り積もってできた溶岩台地となっている。 また、日本では珍しい“メサ台地”という地形も辺りにみられる。
県営農免農道大原野線(だいげんや)が分岐している。県道は直進、右折すると日田市天瀬町方面へスカイ・ファームロードひたに出られる。
集落を形成するほどではないが、ぽつぽつと民家もみられる。
再び檜林が迫ってきた。
気持ちよく走れる道だ。
ここが最高所、以降台地からの下りとなる。
以降、国道387号に合流するまでぐんぐん下る。
しばらく何の変哲もない2車線道路がしばらく続き、面白くもなんともない。
北側の険道と暗さと落ち込み具合を抜きにしたら(つまり台地から南側は)走るのに気持ちのいい道路ではある。
両側檜林にも見えるが、北側と異なりほとんど林の端を走っている。
カーブ地点で町田川を渡る。
林から離れて辺りが明るくなった、右手にポツンと一軒家があった。
この通り右手に檜林となる。
檜林が終わる。
道が太くなってから一番の急カーブ。
この辺りで九重町に入る。大分県はあまりカントリーサイン掲げないのかしらとも思ったがそうでもないらしい、単にこの県道では掲げてなかっただけか。
もう下り坂もずいぶんと落ち着いてきただろうか、この直線下りはいいね!
右手に牧草地……だろうか、が見える。
正面にかすんだ山は涌蓋山だろうか。
遠くに民家らしきものが見える、現在はこの手前カーブ地点に民家が建っているけども。
終わりが見えてきたようだ、青看板が見える。
菅原で国道387号に合流してr704は終わりを告げる。 左右の道がR387。 [地図]