クブラバリ
■ クブラバリ ■
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与那国島の西部に位置する久部良集落、日本の最西端集落になりますが、そこに「クブラバリ」という史跡がある。
クブラバリ一帯は周辺が美しい芝生に覆われ、クラブフシリの長く続く海岸は風光明媚な景勝地である。
クラブバリはクラブフシリの一部であり全長十五メートル、幅約三.五メートルもあるかなり長い断層である。
クラブバリについては悲しい伝説がある。琉球王府は、これまでの貢納制度を改め、十五歳以上のすべての男女に賦課することにした。
世にいう過酷な人頭税制度であるが、その影響は与那国島まで及び、村ではこのクラブバリで残酷なことが行われたという。
人口制限のため、村々の妊婦を集めて岩の割れ目を飛ばせたのである。
妊婦たちは必死の思いで飛んだが、多くは転落死したり、流産したと語り伝えられている。
―クラブバリ案内版より。―
当の岩の割れ目まで行かなかったのが悔やまれる、また機会があれば行ってみようと思う。
クラブバリに行くまでの間に学校が並んでいるのだが、そのうち中学校に「ようこそ 日本最西端の久部良中学校へ」と壁に書かれていた。
その並びには小学校、保育所、幼稚園もあるのだが、
それらを眺めながら「考えてみればどれも最西端なんだから『最西端の〜』とどこも書いておけばいいのに」などと独りごちていた。
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日本最後の夕日が見える丘 |
日本最西端の中学校 |
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久部良中学校 |
久部良小学校 |
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久部良保育所 |
久部良幼稚園 |
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