元屋トンネル

西側坑門	東側坑門

トンネル内部	諸元
	名称：元屋トンネル [地図] 道路：旧県道中村西郷線竣工：1920年全長：63m 幅員：2.9m 施主：施工：
廃車	旧道

現在は国道が「青海トンネル」「青稜トンネル」で山を上らずに越えているが、ついぞ15年程前までは細い道をクネクネと山まで上っていた。日々植生に飲み込まれつつある殆ど利用のない廃道然とした１車線の狭路を上ると、そこに口を開けている。大正九年製で素堀のトンネルだが、コンクリ吹きつけされ、路面は舗装済み。その後改修を受けているのだろう、両の坑口近くはコンクリート巻が施され、坑門も立派なコンクリート製となっている。元屋隧道名物といえばこの廃車。隧道までの旧道は廃道然としているのにも拘わらず写真の通り少なからず需要があるのかクッキリとダブルトラックが残る、何とも不思議な道だ。これでも一応元は舗装道路であったようだ、今は道の真ん中から木が生えてたりする。