福井県道16号 坂本高浜線

国道162号から分岐して日本海側の主要道である国道27号を結ぶ主要地方道。東西にしか道のない高浜町において貴重な(というか唯一の)南北の道。 舞鶴若桜自動車道への重要なアクセス路であり、京都から北進してきて高浜町に抜けられる幹線道路でもある。にもかかわらず細くくねくねした道だったのだが、近年バイパス化が進んでいる。
沿線には石山ループ、大飯高浜IC、福谷坂峠などがある。飲食店は中間の佐分利に数軒あるが、コンビニエンスストアやガソリンスタンドは皆無である。
調査日:2005年10月 更新日:2024年3月

国道162号分岐・福井県おおい町名田庄口坂本 起点 @レポート:坂本→薗部
国道162号という、京都市内から福井は小浜へと、 日本海に続く「周山街道」と呼ばれる道がある。 近辺のライダーに大人気で、休日ともなれば、それこそ湧いて出てくる。 [地図]

r16ヘキサ そのR162から日本海へと直接出られる唯一の道が、おおい町(旧名田庄村)と高浜町を結ぶ「県道16号 坂本高浜線」だ。 堀越峠を下ってきて、名田庄の道の駅を過ぎて3kmほど行ったところの 「坂本」の集落でR162より分岐する。

山へ向かう快走路 真っ直ぐと山へと伸びる快走二車線道路。

大型通行禁止 4kmほど走ってきた「大滝」でいきなり現れる"大型車通行禁止"標識。 ここまで走ってきてこれかよ、と、ちょっと思う。 大型車が転回できる場所なんて当然ありません。

石山トンネル 山へ登りきって石山坂峠へ到達する。 峠を「石山トンネル」(竣工:1973年8月 全長:94.0m)にて越す。 この先にある峠といい、何故「坂」と「峠」が重複するのか? トンネルへはなんちゃって二車線が続く。

無茶線形 で、トンネル過ぎて下りになれば、いきなりコレ。しかし、現在はバイパスを鋭意造成中である。

1車線 こりゃぁ、大型車通行禁止なわけである。 名田庄側に比べ、こちら大飯側の峠への道は、 かなり無理矢理感が漂う線形だ。しかし、現在はループ橋ができて随分と走りやすく様変わりしている。

舞鶴若狭自動車道潜りのボックスカルバート 暫く下りてくると、道は2車線となる。 「大飯高浜1」カルバートで舞鶴若狭自動車道をくぐる、石山川と県道と歩道の3つ分穴が開いている。

r1交点 「佐分利大橋」交差点で「福井県道1号 小浜綾部線」と交差する。 こちらは結構な快走路のようだが、r16は真っ直ぐで、もう一つの目的へと向かう。 r16はここを直進する、左右の道がr1。 [地図]

福谷坂峠へ 再び山へ向かっての一直線、こちらも快走路だ、 快走路好きではない者からすれば退屈だろう。

グルービング たまに見る舗装面に入れられた「グルービング」と呼ばれる細い溝。 グルービングとは、路面の凍結を防止するために付けられた溝で、 凍結を防止できるだけでなく、雨天時の路面の水捌けも良くし、 雨天・夜間の視認性が向上するらしいが、はっきり言って、 ハンドルが取られ走りにくいことこの上ないから大嫌いだ。 つか、行政は二輪者を殺す気か?とも思える最悪舗装です。

大飯高浜IC分岐 舞鶴若狭自動車道の大飯高浜ICへの「大飯高浜インター入口」交差点。 グルービングはこの交差点まで続いている、 如何に日本という国が二輪車に不理解であるかが、 良く伺える工法だと思う、情けないったりゃありゃしない。 [地図]

福谷ふたつのトンネル 福谷坂峠という峠下を「福谷第一トンネル」(竣工:1994年3月 全長:184m)と 「福谷第二トンネル」(竣工:1994年3月 全長:910m)という2つのトンネルで貫いている。 奥に見えているのが第二トンネル、旧道も通行できないことはない。 第二トンネルの途中で高浜町に入っている。

大飯側旧道分岐 トンネルを出て少し下ってきたところにある旧道分岐。 止まれの停止線があるだけにどこか別の集落にでも 繋がっているのかと錯覚するが、紛う事なき旧道分岐だ。 大型車通行禁止の看板がわざわざ付けられているが、 大丈夫、大型車で突っ込んでいこうという好き者は流石にいないと思う。

国道27号合流・福井県大飯町薗部「薗部口」交差点 終点 ずっと下ってきて、国道27号と合流する「薗部口」の交差点で終わりを告げる。 この辺の道は何故かR27に下りる際、R27をぐるっと跨いで 海側から接続すしている、おそらく国道横にJR小浜線が 併走しているからというのもあるんだろうな。 [地図]