八代峠とは、兵庫県養父市と朝来市を分かつ山地にある峠で、その峠を今は「兵庫県道70号 養父朝来線」が「八代坂トンネル」(竣工:1997年9月 全長:876m)にて越えている。 旧道になったのは1997年と比較的新しいのだが、この道は別の面白い利用のされ方をしている様だ。
2つ目のヘアピンカーブ。道中ヘアピンカーブと呼べるものは2箇所しか無く、 それほどキツイ線形とは言えない道だ
崖崩れがあった場所も綺麗く補修されており、未だ何らかの車通行の需要があるのか? 他の旧道に比べ道の荒れが驚くほど無い。
八代峠。片方をコンクリ吹き付の法面保護に、もう片方をコンクリの保護工に守られた、 峠の切り通し。かなり苔生しちゃ居るが、なかなかどおして立派で頑丈な切り通しだ。 しかし、町境の町名看板は合併による新たな市名へと付け替えられることはなく朽ち果てて行くのだろう。
路面までもが苔生す。
道路の端に杉の葉が多少積もっているものの、今すぐにでも現役へ戻れそうだ。 狭くはあるが、それほど通行量の多い重要な県道とは思えず、 このトンネルの意義がどれ程のものであるのかは解らない。
所々このような手書き看板があったのだが、一番分かり易いものを。
「神戸大」と書いてある、どうやらサイクリング部か何かが練習のために、
この峠を借り切って練習していることがある様なのだ、
両の分岐入口に「占有区間」と書かれた看板もあったしな。
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朝来側のトンネル坑口からずっと下ってきたところにある旧道分岐。 林業などの作業に使われている様な様子もなかったのだが、 今しばらくの間は、荒れのない綺麗な旧道ドライブが楽しめることだろう。