旧道跡4
現在は「福地隧道」」(竣工:1990年3月 全長:149m)により抜けているが、
以前は山肌に沿って向こう側に回りこんでいた、
ここが一番最後に改修された箇所だ。
ここだけは旧道を通った記憶があるが、
離合困難な細さに目を丸くした覚えがある。
(自分で運転していたわけではないけど・・・)
ここからも旧道跡地図1を参照しながらお楽しみください。
丸々車1車線分しかない。 こんな細さしかないのに、丹生山系を越える車道が これしかなかったというのは驚きだ。 そして、もちろん今でもこの道しか越える術は無い。 まぁ、現在はかなり改良され、所々急坂・急カーブなことを除けば快適な道ではある。
廃道でも極たまに人に出会う可能性があるので要注意。 ここもまた自然に翻弄されつつあるが、まだまだアスファルトもしっかりと残り綺麗なものだ。 ただし、旧道中一不法投棄が多い・・・運命だなぁ。
現道合流、トンネルだと僅か149mの距離を大きく回りこんでたとは・・・
旧道跡5
トンネルからすぐに当山岳区間唯一の橋、全長100m程の「岩谷橋」(竣工:1989年3月)を渡る。
旧道は、山肌に沿い谷を回りこんでいる、僅かな区間で面白みも無く
需要(?)もなさそうだ。
旧道中唯一の崩落危険箇所。この下の岩谷は割りと深く落ち込んでいて足が竦む。
旧道跡6
橋を渡ってからは、大きく長い坂を上っていく。
下りはブレーキの使いすぎに注意し、なるべくエンジンブレーキを活用しよう。
途中山へ向かう道がある、資材置き場のようなものもあり
林道か作業道かと見紛うが、実はれっきとした旧道跡。
左手上に池がある、その池に沿って道が続く、 現道は谷を大きく改良して道をつけたのだろう。 廃車が1台、やめようぜ捨てるの。
木々の間を行く、池畔あり、林間ありと、旧道走行の中で一番清々しく愉しい。 ただ、散策者も多いので気をつけよう。 夏は両側からの植生に悩まされるが、人一人分は道が見える。
旧道分岐。小さな沢がある谷筋へ一気に降りているので、 こちらから進入する際は速度に注意。
現道に復帰すると、程なくして道程の最高点「岩谷峠」(496m)に到達する。 峠名を示す看板はどこにもないんだけどね。