ここで旧道は志染川の右岸へと移る。
県道85号 神戸社線と重複している区間だが、
ともにバイパス化され現在は左岸を走っている。
今は老朽化した「幸座橋」の架け替え工事のため通行止めとなっている。
ここからは旧道跡地図を参照しながらお楽しみください。
現道に合流するまでの間、一応2車線ではあるが細い、 バス道はこちらなので、離合には気をつけよう。
やっと旧道におにぎりが! ここは正真正銘の国道428号の旧道なのだ。 (もっとも、その3も正真正銘の旧道なんだけれども)
ここで現道と合流する。 現道は左側に行って橋を渡った向こうで県道と分岐している。
旧道跡1
パッと見は旧道があるようには見えない。
確かにその通りで、旧道敷きは現道造成の掘り下げによりいくらか切り取られている。
ここから先紹介するのは全て車では走行不可能な廃道になります。
←カーソルを合わせて頂ければ当時の線形が表示されます。
この通り、すぐに現道より高くなりつつある。 旧道は急坂をもってこの場所を上っていたようだが、大きなカーブ一つで上っていた。 対して現道は急カーブを2つ経て上っている為、昔のほうが線形としてはよかったような気もする。 まぁ、とはいえ、2車線化するには仕方が無かった処置なのかも知れない。
旧道は回りこむように大きなカーブを描いている、 幾らか旧道遺構も目に付く。
ミラー無きカーブミラー。 廃された道のミラーは何故か何時も無くなっている事が多いが、 単純に留めているネジが朽ちてミラーが転げ落ちたのか、 再利用されたのか?それとも誰か持ち去ったのか・・・
現道との比高は5m程になる。現道は見るからに急なカーブを描いているが、
旧道はこのまま大きなカーブを保ちつつ向こう側の斜面へと吸い込まれる。
←カーソルを合わせて頂ければ当時の線形が表示されます。
現道の掘割りにより、旧道敷きは断絶しているが、 向こう側の切通しに繋がっていた、やっぱりこっちの線形のほうがいい気がする。 しかし、何のために現道へと下りる階段が設えてあるのかは謎だ。
旧道の切通し。今は全く使われることも無く、 デンと何に使われているか不明の物置が置かれている。
なるほど、いくら昔のほうが線形が良いとは言え、この細さじゃね。
現道は2つ目の急カーブを経てこの高さへと到達する。 旧道はこのカーブを真っ直ぐ、林の間を行く。
ここから山を越えて向こう側に到達する区間で、唯一の見通しの良いストレートとなる。 これから先山越えの登りとなる上、制限時速40kmなので、 速度を出して勢いつけたり、追越をかけたり、気持ちは分かるが・・・
旧道跡2
パッと見わかんないけど、旧道跡。
木々を回り込んで向こうに出ているだけなので、何のことは無い道だ。
この向こうに彼らが待っているので要注意!
旧道跡3
車止めもあり、またその先はすぐに荒れているので、旧道と思えないかもしれない。
山側の旧道分岐は分かりづらいため利用者(?)は少な目なのか?
と思いきや、先客が奥に居ました、廃道区間としては一番面白い。
路面には所々アスファルトは見えているものの、長年の木々による落ち葉の堆積や、 植生などによりそれも判然としなくなってきており、廃道気分は存分に味わえる。 もう10年もすればきっといい感じに仕上がることでしょう。
旧道は本来もう少し上にあったようだが、現道により切り取られている。 中央付近の車止めが山側の旧道入り口、下側より植生に見舞われ進入し辛い。