奥野々坂旧道

かつては奥野々峠を越えていたが、険しくはないものの道自身は狭隘な道とカーブが続き交通量の増加や車の大型化には耐えられず、1996年峠下に別にトンネルが掘られた。 西側(柏原側)は途中斎場まで現役の道として残り、東側(山南側)も峠付近まではたまに使用されているようで、峠以西の区間のみ完全な廃道となっている。 因みに全く関係のない話だが、同じく「奥野々トンネル」に潜っているJRにもすぐ横に閉塞した旧隧道があるようだ。

柏原側入口 奥野々坂とは兵庫県丹波市の柏原町と山南町の間にある小高い山地を越す峠道で、 その峠下を今は「兵庫県道86号 多可柏原線」が「奥野々トンネル」にて越えている。 旧道入口はトンネル少し手前で、昔の白線跡がよく分かる。 [地図]

旧道入口のワインディング 旧道へのアクセスは、トンネル手前から少し谷に降りる感じで、 いきなり大きなワインディングを描いていた。

現在も現役の区間 現在もこの道は現役でこの奥に斎場がある、旧道はここを左折する。

かつてのヘアピンカーブ かつてはここもヘアピンカーブだった。

チェーンゲート チェーンゲートで封鎖されているのは不法投棄を恐れてのことだろう。 脇から入れないこともなかったが、やってきたのは反対側からだ。

道か判別できなくなってきている パッと見既に道とはわかんない状態に。

ガードレールと白線 ガードレールと白線が見えて、ああちゃんと道なんだなとわかる。

倒木の粉砕跡 倒木の粉砕跡、旧・廃道探索者によるものか?

路肩決壊 路肩が崩れている。

トラ柵 15年前(2005年)はこのようにトラ柵が設けられていた。

「九十九折注意」標識 「九十九折注意」標識もあり、かつてはしっかりと“道”であったことを雄弁に物語ってくれる。

苔舗装 ガードレールが道であることを教えてくれるのだが、スッカリ苔舗装。

落ち葉舗装 そしてこちらはスッカリ落ち葉舗装。

ヘアピンカーブ ヘアピンカーブ、写真ではわからないが濡れるとずるりと滑る黒いやつが生えていて慎重に進まなければならなかった。

自然回帰 上りが少し急になる、すっかり自然回帰。

かつての路面 このあたりはかつての路面が見えている。

シングルトラック? こころなしかシングルトラックが見える。

シングルトラックだ! やはり明らかなシングルトラックだ、通っている者がいるのだな!?(真新しいのは往路で自分がつけた跡です)

落石注意標識 両脇に標識が現れる、左には「落石注意」。

警笛鳴らせ標識 反対側から見る、右のは「警笛鳴らせ」でした。

深い掘割 そろそろ峠に到着、スパーンと結構深く割り掘られた峠なのだろうか?

奥野々峠 「奥野々峠(坂)」ここでかつては山南町に入っていた、反対側は柏原町、現在はどちらも丹波市となっている。 両側(確か)に町標識が残る。

途切れる苔舗装 峠から少し行くと苔舗装が途切れる。

使用されている道 これ、明らかに現在もここまで使用されている。

九十九折注意標識再び 「九十九折注意」標識。

ヘアピンカーブ再び ヘアピンカーブ。

そこまで頻繁には使用されていないよう 葉の積もり具合からそれほど頻繁にということはないようだがダブルトラックがくっきり。

林業関係者の使用か? 林業関係者が使用しているのだろうか?

線形の悪い旧道 旧道は狭くまた見通しの悪いカーブも多かった。

急カーブ ここでまた急なカーブが待つ。

新旧保護工 石積みとコンクリートブロックの新旧保護工。

重要な道? 並行して国道が走っており、この道があまり重要であったとは思わないのだが、 山南から柏原に直接出る道としてバイパス化するほどには有用であったのだろう。

積もった落ち葉 落ち葉が結構積もっている。

現道が見えた 現道が見えてきた。

山南側にもチェーンゲート ここで現道に合流する、こちら側もチェーンゲートがある。 [地図]

道か判別できなくなってきている 一旦現道と合流する。

再び現道から分岐 すぐに現道から分岐する、左手に見える広場がそれではない。

旧道? 入口はすっかり自然に帰っており、また夏場ということもあり道があるとは到底思えない。

道があるのか? 広場から見下ろしてみるが、道があるようには見えない。

残るアスファルト敷き しかし上空を葛が覆っているだけで潜り込んでみるとアスファルト敷きが残っている。

覆いかぶさる木の枝 木々も覆いかぶさってきているが道から木が生えたりだとかはしていない。

舗装がきれいに残る カーブ地点、上からは見えなかったもののここは上空が植物ではおおわれていなかった。舗装がまだきれいに残っている。

上り ここから上りになる。

現道への上り 結構急な上りなのだが、ひょっとしたら現道造成により上りになったのかもしれない。

現道復帰 ここで現道に復帰する。

少し現道を行く 少し現道を行く。

右側に旧道 ここでおもむろに右側に旧道が現れる。

利用は少なめ ダブルトラックに落ち葉などが退いた状態ではないのでそれほど車通りなどはない様子。

旧道は左折 右手山奥に向かう道と合流する、旧道は左折する。

現道に合わせて曲がる 現道に合わせて曲がっているのか元からなのかは定かではない。

現道交差 そして現道に合流、ではなく実は斜めに行って鉄道を渡っていたようだ。

踏切の跡などはなし 反対側から、踏切の跡などは全く見られない。

舗装復活 ここから舗装が復活する、現在は道を右に行ったところにある「奥野々踏切」だけがこちらの集落へ来られる唯一の道だ。

使用されている道 集落内の一本道。

線路向こうの集落 集落内にはまだ数件の家がある。

回転地 回転地。

かつての踏切 かつてはここに踏み切りがあったと思われる。