三濃山旧道とは、兵庫県相生市の北部に聳える市最高峰の三濃山(標高:508.6m)の脇を通る道だ。 その下を現在は「兵庫県道44号 相生山崎線」が 「三濃山トンネル」(竣工:1988年12月 全長:700m)で貫いている。 現道は旧道とは違い、別のルートを辿り播磨研究学園都市へ至っている。 [地図]
トンネルの上を回り込んで、すぐに現道とは違う方向へ向かう、 峠橋で能下川を渡っていく。 今回は珍しく車でのレポートをお送りする。
旧道の幻想が覆される、道幅が広い。
何かこの奥にあったのか、今は「不法投棄調査のため一時封鎖します」という立て看板が
相生市・相生警察によって立てられている。一体どういった施設へ続いていた道なのかは謎。
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集落があったわけでもなく、別荘地であった様子はないが、住宅といった感じは受けなかったが 倒木に破壊されたプレハブの廃屋があった、しかも、何故か庭付き。
峠の名称はないが、峠部分、広い切り通しだ。
一応しっかりと町名板を「たつの市」に張り替えてあったが、何故黄色地に赤文字か・・・
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峠を越えて道は下りに転ずる。車の幅と比べて貰ったら解るように、意味もなくだだっ広い道だ。
カーブと言ったカーブも特になかった相生市側(南側)と違い、 たつの市側(北側)は急なカーブが目立つ
カーブが連続するが、これほど道が広ければそれ程気にならない、対向車も来ないし。
道幅は広いものの、少し急坂。1ヶ月前の1月に訪れた際は、残雪があり車が立ち往生していた、
でも、上から軽トラが下りてきたんだけど・・・
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播磨研究学園都市「光都」へと抜ける分岐。
この辺り、2車線確保され中央線も引かれていた。1ヶ月前は半分雪。
[地図]
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最狭区間は車一台分、流石に離合は出来ないが、こういった箇所はほとんど無い上、 対向車も来ないので、苦労することはない
1ヶ月前は一面凍った雪に覆われていた。
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中央線も引かれ十分幅が確保された道、走り易い。
ここも1ヶ月前は一面凍った雪に覆われていた。
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ようやく現れた「二柏野」の集落、この集落のため、未だ需要が無くなることはない。
播磨自動車道の下を潜る、播磨研究学園都市用に作られた高速道路だが、その需要たるや・・・
旧々道跡、その昔改良されたのだろう。
再びr44と合流する。旧道は狭いが故に、新道が作られてうち捨てられた、というのではなく、 播磨研究学園都市整備のために道が付け替えられ、よってこの道が旧道化した。 今も変わらず、細々と需要があるのだろう。 [地図]