嘗てここに現役の隧道があった。
しかしながら、迫り来るモータリゼーションの波に、
瀬戸内海に浮かぶこの島も易々と飲み込まれてしまった。
生き残りは、新洞か、拡幅か、それとも・・・開削か。
「猪之谷トンネル」 [地図]と呼ばれ、
洞歴板には昭和三十二年三月竣功となっている。全長81.0m、巾5.0m、高さ4.0m、箭木建設株式会社の施工。
幅は5.0mあり、離合もさほど困難ではなかったと思うのだが……なんで新トンネルが穿たれたんだろう?
観光客の増加や自動車の大型化が原因かしらね?南側坑口上が少し崩落しているが、これが原因てことはないだろう
旧隧道は「猪之谷」新トンネルは「猪ノ谷」となっている