@レポート:茂利→下小倉
多可町茂利で国道427号から分岐し丹波市柏原町の国道176号に至る主要地方道。全線を通して柏原まで行くような人はまずいないだろう。
[地図]
真ん中に安全地帯のとられた広い道。
「あかね坂公園前」交差点で「兵庫県道139号 山南多可線」が分岐する。
r86はここを左折する、r136は右折。国道1175号に出るのであればr139を行く方が早い
[地図]
正面は国鉄鍛冶屋線の中村町駅跡のようだ。
右手にのこぎり屋根、播州織の織物工場だ。ちなみにこの道は国鉄鍛冶屋線跡。
正面に鍛冶屋線が続きサイクリングロードして整備されている、県道はここを右折する、また左から別線が合流してくる。
[地図]
「奥中」交差点で国道427号と「兵庫県道295号 八千代中線」から別線が分かれている。
r86はここを直進する、左右の道がR427、手前がr295。
[地図]
しっかりと県道標識がある。
本線に合流する。
南に戻るようにカーブしていく。
「中村町」交差点で県道は左折する、右折は「多可町道 糀屋中村町中央線」
[地図]
「兵庫県道86号 多可柏原線」県道標識。
中央線がなくなってしまった。
「渡瀬橋」で杉原川を渡る。
橋を渡った向こうで中央線が黄色実線で復活。
岸上地区を行く、民家が道に迫っており人の飛び出し等に注意。
「岸上」交差点で「多可町道 中町北線」と交差する、県道は直進。左折すると国道427号に出られる。
真っ直ぐな道が続いているが民家も多くあり速度に注意。
「岸上第二橋」で水路を渡っている。
何故かここで県道はわざわざ左折する、直進は「多可町 道鍛冶屋2号線」、右折は「多可町道 鍛冶屋停車場線」。
現在はこの交差点信号機付きとなっている。この先国道175号方面へ出るのに県道をたどる必要がなければ直進すればいい。
[地図]
かつての駅前通り。
正面に見える建物は国鉄鍛冶屋線の鍛冶屋駅舎を利用した「鍛冶屋線資料館」、資料館というほど何もなかったような?
資料館を中心としてロータリーとなっている。
中村町から伸びてきた自歩道はここで終わっている。
写真中央に掲げられている標識には「(主)中柏原線(※)自転車歩行者専用道路 兵庫県」とあることから、兵庫県が整備管理していると思われる。
※現在の「(主)多可柏原線」、つまり今紹介しているこの県道
キハ30系の静態保存と車両1両分のホームが残されている。
あの街灯が邪魔で仕方がない……
ロータリーから抜け出て北に向かう2車線。
わざわざかつての駅前に寄った県道はここで右折する、左折すると「多可町道 鍛冶屋北線」でR427に出られる。正面の古本屋は今も元気に営業している。
[地図]
曲がった先は再び追越禁止区間。
10枚前の写真で直進した道(多可町道 鍛冶屋2号線合流)が合流してくる、県道は左折する。
[地図]
「見返橋」で水路を渡る。
続いて「野口橋」で水路を渡る。右手の水路合流から先なのかそれともこの水路がそうなのか、右手の先思出川にそそぐ間は「東川」という名がついている川だ。
集落道(多可町道 牧野1号線)が左に分かれていく、県道は直進。
「牧野小橋」で水路を渡る。こうして水路を渡る橋にも立派に名前がついているのがいい。
「牧野」交差点で「多可町道 中村町東線」という太めの町道と交差する、県道は直進。
[地図]
集落をパスしているため民家はまばら、でもないか。
まっすぐ行かずここで少し右にカーブしている。
すぐに左カーブすることころで小野尻トンネルの旧道(町道牧野3号線)が右に分岐している、県道は直進。
[地図]
「多可町道 多可高校線」の分岐から白線に変わっている。
こんもり杉林が残っている中を割って走る。
右に「多可町道 牧野4号線」が分かれている、旧道ではないが小野尻峠に向かっていたもう一本の道、県道は直進。
右にカーブしここから山へ向かっていく。
「嫁入橋」(よめいり)で思出川を渡る。その向こうが目に見えて勾配を増している。
旧道に比べ大きく巻くように上っていく。
それでも割と坂はきつい。
右手にトンネル前広場、その向こうに旧道がある。
「牧野峠の茶屋公園」という名がついているが茶屋などはない。
「小野尻トンネル」で小野尻峠下を穿っている
トンネルを出たところで丹波市に入る、といっても実際はトンネルの中で入っているのだが。
旧道(丹波市道 小野尻山手線)が交差する。
すぐに下りに入る。
林の中をずんどこ下る。
小野尻の集落が見えてきた。
旧道はこの左手の山の中を走っている。
もうしばらく林の中を走る。
小野尻集落からの集落道が合流してきたところで再び追越禁止区間となる。
小野尻川によってできた谷底平野、思いの外開けている。
「冨田」交差点で「兵庫県道293号 門村山南線」が分岐する。
r86はここを直進する、r239は左折。
[地図]
r293の旧道分岐。川を渡るために少し上っている。
「富田橋」で牧山川を渡る。
「富田」交差点を過ぎてから白破線に変わっている。
「和田小学校西」交差点、左折すると「丹波市道 和田中央線」で和田地区へ、県道は直進、どちらに行っても行き先は同じ。
交差点名にある通りすぐ近くに小学校があり、写真のように登下校時には児童がたくさんいるので注意。
[地図]
「和田小学校西」交差点を過ぎると再び追越禁止区間となる。
緩やかに左にカーブする。
竹林と並木の間を行く。
和田の町をパスしている。
牧山川沿いを行く。
牧山川の堤防上を行く。
「和田大橋」交差点で「兵庫県道109号 福知山山南線」が分岐する。
r86はここを右折する、r109は直進。また7枚前の交差点を左折するとここに左から出てくる。
この先丹波に出るのに県道をたどる必要がなければ直進した方が早くR175に出られる。
[地図]
曲がってすぐに「和田大橋」で再度牧山川を渡る。
橋を渡ってすぐに少し急なカーブが待っている。
「和田大橋」交差点からはまたまた白破線となっている。
加古川を渡るために上る。
「船戸橋」(全長:121m)で加古川を渡る。
しばらく真っ直ぐな道が続く。
左折すると国道175号に早く出られる、まぁ早く出られたらどうなのかという話ではあるが。
井原地区に入っていく。
お店なども見られるようになってきた。
「井原」交差点で国道175号が合流する。
r86はここを右折しわずかな間R175と重複する、左右の道がR175、直進は旧道。
[地図]
「山南小川郵便局」前を行く。
300m足らず国道175号と重複する。
「井原南」交差点で国道176号が分岐し、ここを起点(終点)としてしばらく「兵庫県道77号 篠山山南線」が重複する。
r86はここを左折ししばらくr77と重複する、R175は直進、r77左折。
[地図]
曲がってすぐに「であい橋」で岩屋谷川を渡る、橋名にある“であい”の通り、この右手すぐで加古川に注いでいる。
「川代恐竜街道」という愛称がついている、この“恐竜”とは川代渓谷で発見された化石「タンバリュウ」にちなむ。
「兵庫県道77号 篠山山南線」県道標識。
田畑の中を行く。この道はバイパスで旧道はこの左手北側にある。
旧道(丹波市道 井原村森線)が合流する、正面に見えている建物は円応教の本部。
円応教横を行く。右手には参拝客用の大きな駐車場があり、結ぶ形で歩道橋が架かっている。
山の際を行く。
この先で橋を渡る、右急カーブに注意。カーブの地点を左折すると「丹波市道 山崎金屋線」を経て「谷川駅」に至る。
この先柏原方面に行くのに県道をトレースする必要がなければおそらくそちらの方が早い。
「山崎橋」(全長:109m)で篠山川を渡る。
山崎橋から白破線に変わっている、右手に大きな製紙工場があり大型トラックも走っているので注意。
「久下村踏切」でJR加古川線を渡る。
踏切を渡ってすぐに「丹波市道 久下村駅前線」が分岐する、その名の通り右に行くと「久下村駅」へ、県道は直進。
踏切を越えると道幅が狭くなる、谷川の町に入る。
「谷川」交差点で「兵庫県道139号 山南多可線」と「丹波市道 谷川本線」が分岐する。
r86はここを左折する、r77も左折、r139は右折、谷川本線は直進。直進は市道の名の通り谷側の市街地を貫いている。
[地図]
曲がると道は再び追い越し禁止となる。
「新谷川橋」で山田川を渡る。“新”というからにはどこかに旧があるに違いない、そう右手上流先ほど分かれた谷川本線上に「谷川橋」が架かっている。
川を渡ってすぐに割と急なカーブがあるので注意。
歩道のある2車線。
「山南郵便局」の前を行く、右手の石垣の上には「NTT西日本 山南別館」がある。
「久下小学校北」交差点で旧道(丹波市道 谷川駅前線)と「丹波市道 谷川本線」が分岐する。
r77はここを直進する、r86旧道は左折、 谷川本線は右折。
[地図]
険道によく見る「道路情報」板が、「通行注意」となっていた。ただしこれは県道77号線のもの。
久下大橋の南詰で「兵庫県道77号 篠山山南線」が分岐する。
r86はここを左折する、r77は直進。
[地図]
曲がってすぐに「久下大橋」で再度篠山川を渡る。
橋を含めた330mの区間が「谷川バイパス」として2013年9月1日に供用開始した。
「丹波市道 谷川駅前線」(旧道)と交差する。県道は直進、右折すると「谷川駅」へ。
[地図]
左折するとすぐにこの狭さ。前を行くバスが結構いっぱいで対向車とすれ違いにくい、こりゃぁバイパスも作られるわけです。
「岡本橋」で再度篠山川を渡る。
カーブ地点は少し膨らんで広い。
その先はまた狭い。
ここで現道に合流する(写真撮影時点ではまたBPはできていない)。県道はここを左折する、谷川駅行きのバスは直進している。
2車線の道がすらりと伸びている。
24枚前の「山崎橋」を渡る手前で別れていた市道がここで左からやってくる、県道は直進、右折すると谷川駅へ。
「第二玉巻踏切」で加古川線を渡る、写真のように登下校時間は児童が集団でいるので走行注意。
80m程してすぐにまた踏切がある。
「谷川踏切」で福知山線を渡る。「玉巻第一踏切」かと思えば違った、ではどこにあるかというと柏原方面に少し行ったところにある第四種踏切がそれ。
「第二玉巻踏切」からしばらく白実線が続いている。
白破線になった、歩道が設置されている。
「冠水情報」板、この先アンダーパスとなっている。
福知山線をくぐる、「玉巻JRアンダー交差部」という名が付いている。
冠水時はむやみに突入しちゃだめだゾ。
よく見るとアンダーパスに潜る前に分岐がある。
分かりやすく旧道。車止めの向こうにさらに鉄パイプで封鎖されておりバイクでも進入できない。もっとも、逆からは進入できるのだが。
ガサガサ……
パッと視界が開けた、アスファルトがしっかりと残る。
福知山線をくぐっているようだが。
石戸川と供用している、車道は車1台分しかない狭さ。
またガードレールも貧弱、ぶつかったら土台からもげそう、そんなことはないんだろうけど。
くぐった向こうは急カーブが待っている、速度出してくぐったりはしなかっただろうが見通しはすこぶる悪かったろう。
草が倒されていたのだが車が入ってきているのだろうか?
現道に合流する。
歩道がなくなった。(現在は歩道が設けられている)
右隣りの上にJRが走っている。
奥野々で「兵庫県道291号 奥野々氷上線」が分岐する。
r86はここを直進する、r291は左折。
[地図]
かつては右手線路向こうに見える家々の方に線路を渡って走っていた。
道は奥野々坂に向かって高度を上げていく、線路はそのまま奥野々トンネルに吸い込まれていく。
緩く右にカーブする。
「奥野々トンネル」で奥野々坂下を穿っている。
しばらく下ってきたところで追越禁止区間となる、基準がようわからんよな。
こちらに下りてきても奥野々坂の手前と同じ加古川水系だ。
「矢走橋」で矢走川(やばせ)を渡る。
左にカーブする。
「小倉新橋」で大部谷川(おべたに)を渡る。
「中山橋」で柏原川を渡る。
右手向こうにr292と並走する。
「下小倉」(しもおぐら)交差点で国道176号にぶつかってr86は終わりを告げる。
左右の道ががR176。
[地図]