@レポート:井原南→八上下(逆順)
「井原南」交差点で国道175号から分岐し、途中で国道176号と交差し、篠山で国道372号に合流する主要地方道、
また「兵庫県道86号 多可柏原線」が合流する。
北播と丹波の東西を結ぶ重要な路線だ、かつては狭い箇所も多く走りにくかったがバイパスも完成しほぼほぼ2車線ある走りやすい道となった。
r77はここを右折ししばらくr86と重複する、R175は直進、r86は直進と右折。
[地図]
曲がってすぐに「であい橋」で岩屋谷川を渡る、橋名にある“であい”の通り、この右手すぐで加古川に注いでいる。
「川代恐竜街道」という愛称がついている、この“恐竜”とは川代渓谷で発見された化石「タンバリュウ」にちなむ。
「兵庫県道77号 篠山山南線」県道標識。
田畑の中を行く。この道はバイパスで旧道はこの左手北側にある。
旧道(丹波市道 井原村森線)が合流する、正面に見えている建物は円応教の本部。
円応教横を行く。右手には参拝客用の大きな駐車場があり、結ぶ形で歩道橋が架かっている。
山の際を行く。
この先で橋を渡る、右急カーブに注意。カーブの地点を左折すると「丹波市道 山崎金屋線」を経て「谷川駅」に至る。
「山崎橋」(全長:109m)で篠山川を渡る。
山崎橋から白破線に変わっている、右手に大きな製紙工場があり大型トラックも走っているので注意。
「久下村踏切」でJR加古川線を渡る。
踏切を渡ってすぐに「丹波市道 久下村駅前線」が分岐する、その名の通り右に行くと「久下村駅」へ、県道は直進。
踏切を越えると道幅が狭くなる、谷川の町に入る。
「谷川」交差点で「兵庫県道139号 山南多可線」と「丹波市道 谷川本線」が分岐する。
r77はここを左折する、r86も左折、r139は右折、谷川本線は直進。直進は市道の名の通り谷側の市街地を貫いている。
[地図]
曲がると道は再び追い越し禁止となる。
「新谷川橋」で山田川を渡る。“新”というからにはどこかに旧があるに違いない、そう右手上流先ほど分かれた谷川本線上に「谷川橋」が架かっている。
川を渡ってすぐに割と急なカーブがあるので注意。
歩道のある2車線。
「山南郵便局」の前を行く、右手の石垣の上には「NTT西日本 山南別館」がある。
「久下小学校北」交差点で「兵庫県道86号 多可柏原線」の旧道(丹波市道 谷川駅前線)と「丹波市道 谷川本線」が分岐する。
r77はここを直進する、r86旧道は左折、 谷川本線は右折。
[地図]
険道によく見る「道路情報」板が、「通行注意」となっていた。
久下大橋の南詰で「兵庫県道86号 多可柏原線」と「丹波市道 谷川高座本線」が分岐する。
r77はここを直進する、r86は左折、谷川高座本線は右折。
[地図]
右斜め後方から「丹波市道 谷川青田線」と「丹波市道 谷川農免線」が合流してくる。
[地図]
いったん下ったところで左折すると谷川駅に向かう、「丹波市道 谷川青田線」と「丹波市道 谷川農免線」が分岐する、県道は直進。
[地図]
大谷集落の山側を走る。
森を切り開いてバイパスがつけられている。
そして山を掘割り切り開く。
パッと開けた。
「太田西川橋」で太田西川を渡る。
再び下る。
青看板によるとまだこの先幅員減少となっていて「この先大型車通り抜けできません」となっている。
これもまぁそのうち掛け替えられることだろう。(青看板自体が撤去されています)
かつてはバイパスはこの先で途切れていたが、現在は全線開通している。
バイパスはここを直進、旧道は左折。ひとまず旧道から先に紹介する。旧道は現在「丹波市道 太田畑内線」となっている。
[地図]
太田の集落を行く。
北へ向かう。
「太田橋」で再度篠山川を渡る。
「北太田踏切」でJR福知山線を渡る。
旧々道(丹波市道 大河池谷線)と合流する、かつて県道は左に真っ直ぐ駅前を通っていた。県道はここを右折する、ここからの区間は「丹波市道 北太田青田線」となっている。
直進すると「丹波市道 北太田本線」
[地図]
「北太田橋」で北太田川を渡る。
畑内の集落内は狭い、頼むから道の真ん中を走ってこないでくれと対向車に言いたい。
少し幅が広がった。
「丹波市道 畑内本線」と交差する、狭い集落内の見通しの悪い交差点に注意。
集落から出る。
待避所があった。
2車線になった!
福知山線と並走する。
喜んだのも束の間。
山と鉄路に挟まれて進む、以降いくらかこれを繰り返す。
広がって。
また狭まる。
丁度この区間の時にトラックなどに出会いたくはない。
そしてまた広がる、ここでは人家があった。
「篠場橋」で篠場川を渡る。
左折すると「丹波市道 篠場本線」で篠場の集落へ、県道は直進。
集落を過ぎると再び狭まる。
旧道最後の狭小区間。
そして道は広がる。
現道に合流する。
[地図]
脇にある黄色い注意喚起の「この先大型車通り抜けできません」標識、これもいずれなくなるのだろう。
「丹波市道 谷川青田線」と交差する、バイパスが整備される前はここを右折し集落の中を通っていたが、まぁ狭い道だった。
「中谷橋」で太田中谷川を渡る。
「慧日寺→」という案内板が出ていた、右折すると「丹波市道 太田慧日寺線」で慧日寺に向かう。1375年細川頼之によって創建された禅寺で、もみじの名勝なんだそうな。
「愛宕山トンネル」でおそらく名前の通り愛宕山なのだろう、をくぐる。
築堤で少し高さがとられている。
5枚前で別れた集落の道が合流する。
ここは昔の道がそのまま拡張されている。
たまにこうして旧道化している、旧道は「丹波市道 谷川青田線」である。
下っていく。
南バイパスの最後に残った約100m、2020年3月29日に供用開始した宮前橋区間。
「宮前橋」で青田初原川(あおだはつばら)を渡る。
大きく左にカーブしていく。
今度は右カーブ、このあたりは結構前に2車線となっていた。
小学校が近くにあるので学童に注意。
「上久下橋」で再度篠山川を渡る。
「学校踏切」でJR福知山線を渡る。
渡ったすぐ向こうで旧道が左から合流する、県道はここを右折する。
[地図]
基本的に踏切道の新設は許されていないはずだが、古い方を廃止する「移設」のような形だと許されるのだろうか?
下滝地区に入っていく。
下滝駅前を通る。
「上滝橋」で上滝川を渡る。
「上滝橋」を渡ったところで「兵庫県道292号 下立杭柏原線」が合流する。
r77はここを直進し少しの間r292と重複する、r292は左折と直進。
[地図]
800mほどr292と重複区間する。
集落から出る。
見事な直線。
なかなか見事な一本。
上滝で「兵庫県道292号 下立杭柏原線」が分岐する。
r77はここを直進する、r292は右折。
[地図]
右手の川を渡った向こうに「川代公園」という公園がある、その公園の駐車場がこの先のカーブ地点
左手にあり横断歩道があるので歩行者に注意。
なかなか見事な並木だ。
左手のコンクリート擁壁には絵が施してあった。
カーブが連続する道なので速度に注意。
「丹波篠山市」に入る、カントリーサインの通り以前は「篠山市」(1999年4月1日誕生)だった、その前は「丹南町」(1955年4月15日誕生)、その前は「大山村」(1889年4月1日誕生)
2019年5月1日より「丹波篠山市」となっている。
バイパス「川代道路」の整備区間始まり。
旧道時代より少し高さが稼がれている。
旧道が分岐する。
さて、またもや旧道から先に紹介する。バイパスができる前はここから狭くなっていた。
現道とこれだけの高さの差がある。
旧道へと降りていく。
前を行く自転車のように、こちらは現在歩行者・自転車専用道で現在は「丹波篠山市道 川代渓谷線」となっている。
旧道と見比べてみるとトンネルは少し高いところを穿っている。
ちょっと前はなかったんだけど、車止めができていた。
「川代」の文字が書かれた石柱、道標なのかそれとも「川代渓谷」などと書かれていたのか、
まだ下に何か書かれているようだが埋もれて見えない。
ハイキングコースのようなものにしたい気持ちは伝わってくる、しかし川代公園からここまで
歩いてくる道中は路肩もなく車も速度を出して走ってくるので結構危ないと思うが。
現道の頃は錆びたガードレールであったが。
歩行者・自転車専用道となってからか、柵に作り替えられていた。
もっか整備工事中のようである、「篠山市林道 中倉線」が分岐している。
擁壁作り? の割には土台は置いただけのコンクリートブロックなので貧弱だ。
JR福知山線が「第2篠山川橋梁」を渡って県道沿いにやってきた。
第2篠山川橋梁。
JR福知山線と並走する。
車を気にせず安心してこういう絵面が撮れるのはいい(ならばせめて列車が来るのでも撮ってなさいよ)。
休憩所が新たに設けられている、東屋やサドルをかける自転車スタンドまで整備されていた。
並走していたJR福知山線は「第1篠山川橋梁」で再び対岸に渡る。
この休憩ポイントから川代渓谷をまっすぐ見渡せる。
しかし、これだけ狭い道だったのかと改めて。
ここでも道路脇にベンチが設置されていた。
このあたりは舗装も綺麗が、現道時代に再舗装されていたのだろう。
ここにも道路脇にベンチが、造りっぱなしにならぬとよいが(よくある話)。
こういったわずかなふくらみが離合ポイントだった、谷間の切り立った山のため削ってまでの拡張は困難だったのだろう。
ここで2車線となった。
すぐにまた中央線は無くなり狭い道となるが安心ポイントだったことだろう。
最後の狭隘区間。
ここで再び車止めが現れた。
最初の車止め地点は「JR丹波大山駅 5.5km」となっていたが、この地点で「JR丹波大山駅 4.2km」
歩行者・自転車専用道区間は1.3kmもある。
では、ここから先は何なのかというと、現在も現役の道だ。
[地図]
というのも右に「川代橋」で渡った向かいに「丹波篠山市 清掃センター」があるからだ。
21枚前で「柵に作り替えられていた」と書いたが、どうやら現道時代から変わっていたようだ。
土日休日はパッカー車等の出入りはないだろうが、間違えてまたは今どうなってるのだろうと旧道に入ってくる車や、
このときは休憩のトラックもいた。車通りがないわけではないので注意。
ここで現道に合流する。
[地図]
拡張ではなく山側にトンネルでバイパスを貫いた「川代道路」3本のトンネルのうちのひとつ
「川代3号トンネル」最も短い全長115m。
いや正直、制限時速40km/hはないわ……でも愛宕山トンネルよりは幅が狭いのか。
「川代2号橋」で谷川と「篠山市林道 中倉線」を渡っている。
「川代2号トンネル」緩やかにカーブしている。
「川代1号橋」で谷川と林道を渡っている。
「川代1号トンネル」
洞内はほぼ真っ直ぐだが東側出口付近がカーブしているので注意。
トンネル出てすぐのところで旧道が合流する。
なんとなんと、トンネルより向こうもしっかりと2車線化されていた。
歩道かと思いきや木が植えられていた、桜かな……?
この区間はまだ少し工事中だったようだ。
離合に困るほどではないにせよかつてはこのように中央線もない道だった。
左隣に見えるのは旧道なのかと思いきや……道路を拡張する間別に道を造っていたのだろうか。
右の法面の緑が美しい。
ゆっくりと下っていく。
大山川の流れに向かって急カーブを伴って下る。
もういっちょう今度は左カーブ、正面に川代ダムが見える。
川代ダム。
「伊出屋橋」で大山川を渡る、橋は架け替えられていないためその区間のみ中央線がなくなる。
隣には歩行者用の橋を架ける予定があるようだ、橋台のみ完成していた。現在はちゃんと架けられている。
再び2車線となり上っていく。
上りきったところで「丹波篠山市道 大山下旧県道線」との交差点と横断歩道があるので注意。大山下旧県道線って、どの県道のことだろう?
大山下の集落を行く。
「大山下」交差点で国道176号と交差する。r77のバイパス完成により交通量の増加が予想されるためか
(もしくはすでに増えているのか)国道側に右折レーンが拡張工事中である。
r77はここを直進する、左右の道がR176。
[地図]
国道との交差点を過ぎてゆるやかに右に曲がる。
大山下の集落を出て田畑の中をまっすぐ進む。
舞鶴道の「丹南篠山口13」をくぐる。
かつてはまっすぐ東河地(とうこうち)の集落へ行っていたであろう道(その名も「丹波市道 東河地旧県道線」)が分岐している、また左に板井方面にr289に至る「丹波篠山市道 板井東河地線」が分岐する。
宮田川の河岸段丘から下っていく。
「新栄大橋」で宮田川を渡る。
「黒田」交差点で「兵庫県道97号 篠山三和線」と交差する。
r77はここを直進する、左右の道がr97。
[地図]
交差点から30mのところで大型車通行禁止となる、いやもう交差点からでええんやないの? しかし、左に行く「丹波篠山市道 黒田口阪本線」はそうではないらしいので、そうはいかないのだろう。
「大型車通行禁止」が示すように確かに黒田の集落内は狭い。
集落から出る。
左の幟、「史跡篠山城跡に天守閣を」はまだしも「多紀連山にスキー場・スノーボード場を」には無理がありすぎる……
田畑の中を貫く路では左右からくる車に注意、「丹波篠山市道 黒田東通線」と交差するこの交差点から少し幅が広がり中央線が現れる。
「川北」交差点で「丹波篠山市道 西紀丹南線線」と交差する、県道は直進。
r97から「にしきトンネル」を経て間にr140,r77,r36等篠山盆地西部を東西に走る
県道と交差しr299に至る、その名の通り西紀と丹南を南北に結ぶ使い勝手のいい市道だ。
基本まっすぐ走っているが少しゆるくは曲がっている。
「川北小橋」で水路を渡る。
川北の集落を行く、少し上っていた。
もう一本水路を渡る、橋というより函渠。先ほどの水路と合流してからかはわからないが川北川となっている。
路肩が緑色に塗られている、すぐ近所に小学校などがあるというわけではないが通学路として使われているのだろう朝夕の通学時間帯には走行注意だ。
川北の集落から出る、右斜めに有居集落への「丹波篠山市道 西岡屋有居線」が分岐している。
「新久保田橋」で有居川を渡る、“新”というからにはどこかに旧があるのか? そうこの右手下流の西岡屋有居線上にに「久保田橋」が架かっている。
カーブ地点奥で浜北川を渡っている。
「丹波篠山市道 西岡屋有居線」が合流する。
西岡屋の集落に入る。
「西岡屋」交差点で「兵庫県道140号 長安寺篠山線」と「篠山市道 西岡屋立町線」が分岐する。
r77はここを右折する、r140は左折、直進は西岡屋立町線。県道トレースする必要がなければ直進したほうが幾分か早いかもしれない。
[地図]
両側に歩道のある綺麗な2車線の道がすぅっと延びている。
この道も以前は途中で狭くなっていた。
「渡瀬橋」交差点で「兵庫県道36号 西脇篠山線」が分岐する。
r77はここを左折する、r36は右折。
[地図]
篠山市街地への主要なアクセス道路なため車通りも多く沿道には店舗も見られるようになった。
「東岡屋」交差点で県道は右折する、直進すると篠山市街地へ。
5枚前の写真の交差点を直進するとこの左から出てくる。
r77はここを右折する、西岡屋立町線は左折と直進。
[地図]
「岡屋1号橋」で水路を渡る。
「岡屋橋」で藤岡川を渡る。
「東岡屋東」交差点、スーパーから出てくるだけの道のようにもみえる。
民家が増えてきた。
「風深」(ふうか)交差点で「丹波篠山市道 城西線」が分岐する、県道は直進。
市街地の南端を行く。
「南新町」交差点で「兵庫県道49号 三田篠山線」と「丹波篠山市道 城東線」が分岐する。
r77はここを直進する、r49は右折、市道城東線は左折。
[地図]
「新開橋」で黒岡川を渡る。
右手の林の向こうは篠山川だ。
「河原町三差路」交差点で「兵庫県道544号 丸山南新町線」が分岐する。
r77はここを直進する、r544は左折。
[地図]
左手の団地の入り口に「河原町団地」と石板が掲げてあった。
河原町団地の裏を走る、篠山川の堤防上だ。
「京口橋北詰」交差点で「兵庫県道702号 篠山京丹波線」と「丹波篠山市道 篠山北線」が分岐する。
r77はここを右折する、r702は直進、篠山北線は左折。
[地図]
「京口橋」で三度篠山川を渡る、橋の上は中央線がない。
渡り終えた南詰で中央線が黄色実線で復活する。
糯ケ坪地区を行く。
「糯ヶ坪」(もちがつぼ)交差点で「兵庫県道306号 池上杉線」が分岐する。
r77はここを直進する、r306は右折。
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小学校の前を通る、なかなか趣深いかっこいい校舎だ。
田畑と住宅が混在している。
緩やかに右にカーブを描く、正面に見えるのは高城山、てっぺんには八上城跡がある。
左にカーブしていく、直進すると「篠山市道 殿町線」で殿町へ向かう。
ここで県道は再び東を向く、かつては現在の国道372号は存在せず、東西の道は篠山市街地からやってくるこの県道しかなかった、他は山裾の集落まで南北の道ばかり。
「八上下」交差点で国道372号にぶつかってr77は終わりを告げる。
直進と右折がR372。
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