兵庫県道/岡山県道385号 高田上郡線(止)

岡山県の備前市吉永町高田から兵庫県の上郡町八保甲を結ぶ越境3桁県道、兵庫県道の最西端である、ただし到達できるのは徒歩でのみ。 越境県道とはいえ才ヶ峠で分断されており、また岡山県側は林道はあるものの荒れており実質車道はない。 北に県道90号線が南に国道?号が岡山県と兵庫県を結んでおりこの県道が開通したとて大きなメリットはないと思われる。 車の走れる道は兵庫県側のみとなるが、沿線には取り立てて何もなく、飲食店やコンビニエンスストア、ガソリンスタンドはない。
調査日:2005年6月 再調査日:2011年6月 再々調査日:2021年1月 更新日:2021年5月

県道90号分岐・兵庫県上郡町八保甲 終点 @レポート:八保甲→高田(逆順)
八保甲で「兵庫県道90号 赤穂佐伯線」から分岐する。 r385はここを直進する、r90は右折。主要地方道ながらぼんやりと走っているといつの間にかr385に入ってしまっている。 [地図]

県道標識 分岐すぐに県道標識がある。

r385ヘキサ 「兵庫県道385号 高田上郡線」県道標識。

名村集落 名村の集落を行く。

国道?号への道が分岐 左折すると梨ヶ原方面へ国道?号に出られる。 [地図]

白破線へ NTT船坂別館の前で中央線が黄色実線から白破線へと変わる。

付け替え道ではない この先に「安室ダム」があるが、ダム建設により道を付け替えてr90の今のルートとなったわけではなく、r90もr385も元から道はあった。

川に沿って曲がる 川に沿って曲がる。

金内集落 金内の集落を行く。

少し大きめの集落 少し大きめの集落だ。

集落の中でくねくね曲がる 集落の中で少しくねくね曲がっている。

集落からの道が合流する 集落からの道が合流する。

金内筆塚 左の茶色い壁が終わったあたりに「金内筆塚」なるものがある、観音院先生塚ともいい寺子屋を設立した藤本観治(観音院観空)の門人らが偲んで作った塚だそうな。

山と川との間には 山と川が接近し狭くなったところを走る。

集落外れにポツンと一軒家 集落から離れたところにポツンと一軒。

高山ストレート まっすぐな道。

別所原集落 別所原の集落を行く。

高山神社の鳥居 高山神社の鳥居。

中央線がかすれる 中央線がなくなった……のではなくここからスッカリ消えてしまっているようだ。

大石集落 大石の集落を行く。

右方背向屈曲あり標識 右方背向屈曲ありの標識が掲げられている。

標識通りカーブが出現 標識の通りカーブが出現。

播磨自然高原への道 別荘地へ向かう上郡町道鍋谷線が分岐している。

安室川沿い この辺りから安室川に沿って進む。

次の集落が出現 再び集落が見えてきた。

宗末集落 宗末の集落を行く。

集落から出る 集落から出ていく。

歩道のある道 思えば最初から歩道が設えられている、この道を整備(ダム建設に合わせて?)した当初からなのだろうか。

狭まる谷 谷も狭まってきた。

集落からの細い道が合流 宗末集落から山際に細々続いてきていた道が合流している。

待避スペースではない 右に大きなスペースがあった。

行頭集落 行頭(ゆきとう)集落を行く。

安室川渡河 「行頭橋」で安室川を渡る。

幅員減少予告 どうやらこの先道幅が狭くなるらしい。集落が終わったからかな? と思いきやこの奥に延野集落があるというのに、悲しい。

幅員減少 中央線がなくなり道幅が狭くなる。

田圃への橋 川向うの田んぼに渡る橋が架かっていた。

待避スペース 待避スペース。

養鶏場跡 左手にはかつて養鶏場だかがあったようだ。

町道延野皆坂線分岐 行頭で上郡町道延野皆坂線が分岐する。 r385はここを左折する、町道延野皆坂線は直進。直進すると安室ダムを経てr90に出られる。 [地図]

小川を渡る 曲がってすぐに安室川支流の小川を渡る。

人家? 一軒建物があるが、人家だったかどうか。

奥へと続く隘路 車一台分しかない舗装路が奥へと続いている。

杉の葉堆積に轍 杉林の下の路面は落ち葉が積もっているものの轍の通り落ち葉が避けられておりそれなりに車の往来があることがわかる。

法面擁壁 過去に土砂崩れでもあったのだろうかコンクリートブロックの法面擁壁があった。県道だから、なのか?

デリネーター設置 川側にはしっかりとデリネーターまで設えられている。

ポツンと一軒家 何か見える……なんと人家だ! そう、整備されているのも車通りがあるのも人が住んでいたからなのだ。 もちろんしっかりと人は住んでおり2回目に訪れた際ちょうど家人が帰ってくるところに遭遇した。

舗装路終了 そしてその民家を過ぎたと同時に舗装路も終わる。

続く轍 その奥にも轍は続いている。

途中から轍はなくなる しかしそれも途中から見られなくなった。

小川沿い 小川に沿って走る。

整備された林道 しっかりと整備された林道だ。

一応県道 一応県道。

かつては洗堀のある荒れた林道だった しかし、最初に訪れた際はこのように洗堀のある荒れた状態だった。

車が入った跡は見られないが ここ最近車が入ってきたような跡はないもののこうしてしっかりと整備されている道なのだが。

植生の張り出た道 かつてはこのようにかろうじて道のようには見えなくもないが植生の張り出た道だった、また左手は路盤が決壊していた。

道が二手に分岐 少し広場のようになり道が二手に分岐している。

どちらも荒れた道 かつてはこのような荒れた状態であり、洗堀どころかどちらも土石流跡がみられた。

県道は左側の道へ ちなみに県道は左側を行くのだが。

土石流跡のある道 初めて訪れた際はこのように土石流跡があり道のようには見えなかった。

上り勾配が増す 分岐から道は上りの勾配が増しているのだが。

初めて訪れた時はここで引き返した 初めて訪れた当時は倒木もあり道らしく見えなかったためここで引き返した。

廃屋発見 しかし、その先で驚愕のものを発見する。廃屋が現れた、しかもこれはどう見ても民家だ

チェーンゲート 廃屋のところに門柱がありチェーンが張られていた、分岐点(5枚前の写真)の「この先通行止」はこれのことを指すのだろうか。 ちなみに、この山道区間は実は岡山県側から探索をしており、このレポートは兵庫県側(24枚前の写真)からの帰り(復路)であり、 往路で「通行止」等の看板はなく従ってそれを無視してこの先進入したわけではない事だけは伝えておきたい……

2005年以前に空家か 調べてみると(参考)この廃屋は民家ではなく「ふる里開発センター」というものらしい。 初めて訪れたときは2005年で、その時点で道は決壊しておりその奥にとてもこのようなものがあるとは思えなかった、ちなみにチェーンではなく立派な門扉があった様子。

倒木が道をふさぐ 倒木が道をふさいでいた。

勾配がさらに増す ここからさらに勾配が増した。

ぐんぐん上る ぐんぐん上っていく。

再び建物が 再び何やら建物が見えた。

敷き詰められた砂利 砂利が敷き詰めてあるようだ。

砂利の道に洗堀 砂利の道は洗堀があった。

洗堀は上から続く 洗堀は上から続いている、そりゃそうだ。

もう一つの廃屋 先程の建物、どういったものかはわからないが廃屋には違いない様子。 しかもどうやら一度建て替えられているようにもみえる(参考)、もちろん別に建物があったのかもしれない。

道はさらにぐんぐん上っている 道はさらにぐんぐん上っていく。

深い森ではない 深い森の中といった様子ではない。

埋設された土管 土管が埋設してあった。

あまりくねくねせず上る そうくねくねせず上っていっている。

林道なのか? しかし、植林された杉林といった風でもなく、いったいどういう林道なのだろうか。

林道から外れる 道はここから左に急カーブで曲がっていくのだが、県道は林道から外れ右へ山の中を行く。 楽したければ林道を直進する方がよい。 [地図]

車道でなくなる 車道ではなくなってしまった。

左に折れる 左に折れる。

道が認められる しっかりと道と認められる。

落石多し しかし落石が多い。

九十九折 ここから九十九折れている。

右に折れて 右に折れて。

すぐに左に折れる すぐに左に折れる。

ふかふかの道 ここからはまた直登する、まったく人も歩いていないのかふかふかの落ち葉の堆積と倒木で歩きづらかった。

落石と倒木 倒木に加えて落石もあってなお歩きづらい。

林道が合流 ここで別れた(10枚前の写真)林道と再び出会う、そりゃそっちの方が歩きやすいんだけど県道調査だしさ?

切通し 峠のように見えるが実は峠ではない、林道造成により切り通されたのだと思われる。

境界標石? 「オク田」と書かれた石柱が、境界標石なのだろうか。

別の谷筋へ ここから少し下る、「峠ではない」といったのはここで別の谷筋に移っているだけなのだ。 いや、それも峠というのかもしれないが。

林道分岐 林道はこの奥へと続いているが、県道はここを左に入る。現在は沢に落下してしまっているが、かつてはこのちょっとした沢を渡るための橋がかけられていた、写真に左端に見える。 [地図]

地図のルートからは外れる 県道は実はこの左手の谷を下るコースになっているが、道がないためこの奥へ続いている山道を行く。 とはいえ参考にしている国土地理院地図がそもそも的確なルートを指しているわけでもないだろうからどうでもいいといえばどうでもいいことなのだが。

歩きやすいトラバースルート 歩きやすいトラバースルート。

よく歩きやすいところを見つけたものだ 昔の人は良く歩きやすいところを見つけたものだと感心する。

バイクで走れそうなほどの道 倒木さえなければバイクで走れる。

しょっちゅう倒木 まぁそれにしたって木ってのはよく倒れるもんなんですね。

朽ちた倒木 随分と朽ちた倒木、朽ちてから倒木したのか倒木してから朽ちたのかはわかんないけど。

流水による洗堀 この時水の流れはなかったが雨の時流水が削るのだろう、ずいぶんと掘れていた。

明るくて歩きやすい 明るくそれなりに歩きやすく楽しい。

ハイカーは良く来るのか ハイキングで訪れる人はいるのだろうか。

右へ曲がっていく ここで少し右に曲がっていく。

谷底との高低差がなくなる 谷底との高低差がなくなってきた。

山道が不明瞭に この辺りで山道が不明瞭になった。

道が途切れる ここで道らしきものが途切れる。

渡河 左に折れて川を渡る。

道がわからない 渡ってすぐの広場、道がわからない。

道発見 が少し向こうに進むと道が見つかる。

峠までまっすぐ 峠までまっすぐ。

才ヶ峠 「才ヶ峠」に到着、ここが兵庫県道の最西端

岡山県境標 岡山県境の標石。

地蔵菩薩 峠には地蔵菩薩があり「文政四巳年 六月日」と書かれている。首のところで切れているのは廃仏毀釈の関係だろうか、 しかしその際首をそのまま転がしていたのかそれともどこか別に安置していたのか……よく戻ってきたものである。

オク田 ここにも「オク田」と書かれた石柱が。

岡山県道に ここから岡山県道。

下りに入る 峠を越え下りに入る。

地図上では県道はこの谷を下る 地図上はこの谷を下っているが道はない。

折り重なる枝 積まれたわけではないのだろうが、枝が折り重なっていた。

ぐんぐん下る ぐんぐん下っていく。

県道指定コースから外れて北へ 地図上の県道指定から大きく外れ北へ振っている。

続く山道 岡山県側もこうしてしっかりと山道が続く。

倒木に悩まされる こちらも倒木に悩まされる。

谷底まで下り切る 谷底まで下り切ってここで左に折り返す。 [地図]

碍子 何故か廃道や山道でよく見かける碍子。

平場 なんとなく平場。

道なのか 道のような道でないような。

谷底を進む 水の流れのない谷底を下っていく。

道ではない やはりちょっと道と認められようはない。

どう見ても無理 地図上の県道指定に従うと左手のここから下りてくることになる。

増す下り勾配 少し下り勾配が増す。

ピンクのリボン 先達によるものかそれとも林業関係者によるものか、木にピンクのリボンが結わえられている。

涸谷 落石や倒木があるが乾いた谷底だ。

水があった いや、よく見ると水の流れのありそうなところの岩が湿っている、水はあるようだ。

道ではなさそう 川らしきところっとは別に平場があるように見えるが道ではなさそうだ。

道らしきもの、川と交差 その平場がここで川らしきものと交差する、やはり道として一度は整備されたものなのだろうか。

道のようである こうしてみると道のようである。

倒木や落石が多い しかし、倒木やら落石やらがひどい。

切断処理された倒木 だが、道らしきところに倒れこんできていたのであろう倒木はしっかりと切断処理されている。 。

人の手が入った杉林 明るいしそれなりに人の手が入った杉林なのだろう。

堆積した杉の葉 杉の葉が堆積して歩きにくい。

道らしきものが不明瞭に ちょっと道らしきものが不明瞭になる。

川なのか道なのかわからない 川なのか道なのか。

土石流跡か この石の多さは落石というよりも土石流でも発生した後なのではないだろうか。

かまど跡? ここでなんと人工物を目にする、かまどか何か?

左の沢から石 左の沢から石がたくさん流れ出してきているようにも見える。

道が始まる ここからはっきりと“道”となる。

昔訪れた時より荒れている 倒木と大量の石、やはり土石流が発生したのではなかろうか。というのも、昔岡山県側を訪れた際、石は当時も多かったもののここまで荒れてはなかったのだ。

洗堀? 水が流れ下ったのか以前より掘れている。

積み上げられた丸太 何か丸太を積み上げたものが見える。

横断溝 横断溝のために丸太で組んだ排水溝だったのだけど、それがすっかり底が露出してしまっている。

倒木と隕石 倒木も隕石もあり近年車が入ってきたことはないようである。

水に洗われた路面 ここも路面を水が洗った跡が。

作業道分岐 右手に山の上へ延びる作業道が分岐している。

左手の山の上へ延びる作業道 振り返って撮影。左に山の上へ作業道が伸びる、2011年に訪れた際はなかった。

川を渡る ここで川を渡る。

ゴム板の生えた木材 何やらゴム板の生えた木材が埋められている。

寸尾山国有林 県道より北側は「寸尾山国有林」というらしい、つまり先ほどの作業道は国有林に向かっている。

かつては土が見えた 思えば2011年に訪れたときは、作業のために整備しなおされた直後だったのかもしれない。 今のように葉が堆積しておらず土が見えた。

ぬかるんだ路面 染み出た水が路面を濡らす。

井戸のようで井戸ではない 再び人工物、井戸のようだが井戸などではなかった。

横断排水設備 おそらくこれは路面の洗堀を防ぐ横断排水設備工と思われる。

落ち葉舗装 落ち葉がふんだんに積もっている。

簡易獣避け柵 簡易獣避け柵。

県道368号線合流・岡山県備前市吉永町高田 起点 高田で「岡山県道368号 吉永下徳久線」にぶつかってr385は終わりを告げる。 左右の道がr368。 [地図]