@レポート:下庄→実栗
岡山県美作市大原から兵庫県佐用町を結ぶ越境3桁県道。
下庄で「岡山県道5号 作東大原線」から分岐する。
r240はここを左折する、r5は直進。
[地図]
曲がってすぐに「大塔橋」で吉野川を渡る。
「宮本武蔵顕彰武蔵武道館」横を通る。 通説では宮本武蔵は大原町(現:美作市)の出といわれ、それにちなんで日本の代表となるべく建設された武道館だ。
武道館から少し行ったところで道幅が狭くなる。
県道はこの交差点を直進する。右からくる道もr240指定されており、おそらくそちらが元からあったr240と思われる。 左折すると智頭急行「宮本武蔵」駅へ。 [地図]
交差点を過ぎるとまた2車線の道が続く、高岡集落のなか気持ちよく走る。
鳥取自動車道の「宮本橋」をくぐる。
智頭急行の「第一今岡橋梁」をくぐる手前で中央線が無くなっている。
山と宮本川に挟まれる。
中西町の集落に入る。
「通行止」とかなんとかごにょごにょ看板が挙がっているような気もするが気にせず直進することにする。 左折するとR373に出られる。 [地図]
2車線の道が山へ続いている。
スラーッと山へ伸びる2車線が気持ちいい。
土砂が完全に2車線を塞ぎ、辛うじて横のスペースが通れる箇所もあったが気にしない。
どうやらこの先のカーブを曲がったところで道幅が狭くなるらしい。
……いきなりこれだよ。
カーブ地点には旧道跡があった。
しかし、コレである。こんもり積もっているが何故か上部は均されている。
上にあがってみた、どうやら崩れているのはこのわずかな区間だけの様子。
さて、気を取り直して先を進むことにする。
不法投棄防止のためのフェンスだろうか、山肌に挟まれて圧迫感を覚える。
「岡山県道240号 下庄佐用線」県道標識。 峠手前でようやくヘキサ、振り返って撮影。
峠で兵庫県佐用町に入る。
下りに入る。
急カーブ注意、路肩に注意。
コロコロと石が転がり落ちてきている。
墓地を回り込むようにカーブする。
東中山の集落に入る。右に道が分岐しているが、そちらも釜坂を越えて大原に出られる。 この道が通行止めでも通り抜けられたらしい……が舗装道路ではないようだ。 [地図]
この東中山には「佐用中山のスダシイの古木」という 町指定文化財天然記念物および県指定文化財に指定されたスダシイの巨木がある。
江川川を渡る。
谷沿いに民家が点在している。
手前にデリネーターが立てられており、待避所というわけではなさそうだが、所々道路脇にスペースを取っているところがあった。 将来的に道幅を広げる予定なのだろうか。
2車線になった、えらく道が綺麗だ。
2車線区間もすぐに終わってしまうがあまり変わらぬ道幅で続いている。
おそらく、鳥取道造成の関係で道を整備したのだと思われる。
「兵庫県道240号 下庄佐用線」県道標識。鳥取道の「江川川橋」をくぐる。
いくつか白線が引き直された跡がある。この県道は珍しく、越境県道にありながら兵庫県側の方が県境までの整備状況が悪い。
本村の集落で道幅が一旦狭まっている。
大畠の集落では集落をバイパスによってパスしており2車線の道が続く。
集落からの道と合流する。
「カーブ注意」とあるが、急でもなければ道幅もあり見通しのよいこのカーブに何故?
2車線以上の幅がある、しかもわざわざ路肩の白線が引き直され幅が広げられている、にもかかわらず中央線は引かれていない。
どうやら土石流が通過していった跡らしい、道は綺麗に取り除かれているが道端には土石や流木、瓦礫等が積もっており、洪水の生々しさが残る。
すぐ横の川と、わずかなコンクリート壁によって隔てられている。
道沿いに民家が建ち並んでいる。
「井ノ内橋」で三度江川川を渡る。
川を渡ると2車線になった。
豊福で「兵庫県道161号 市場佐用線」が合流する。 r240はここを直進ししばらくr161と重複する、r161は直進と左折。 [地図]
r161とのダブルヘキサ。
350mほどr161と重複する。
「北川橋」で淀川を渡った先で「兵庫県道161号 市場佐用線」が分岐する。 r240はここを直進する、r161は右折。 [地図]
江川の集落を行く、少し大きめの町。
小学校横を通る。水が溢れた跡だろうか、道路上に土砂が積もっていた。
江川川に沿って2車線の道が続く。
と思っていたらいつしか中央線が消えていた。
「明神橋」で四度江川川を渡る。
これまた優に中央線が引けるほどの幅に道が広がる。しかし、何度も引き直されたこの白線跡はいったい。
ここからまた暫く2車線となる。
「安井上橋」(やすいかみ)で四度江川川渡河。
二方の集落に入る。
しばらくして中央線が無くなる、その先の橋を挟んでの間だけのようだ。
「安井新橋」で五度江川川渡河。
大塚集落に入ったところで「兵庫県道524号 才金宗行線」が合流する。 r240はここを直進しわずかだがr524と重複する、r524は直進と右折。 [地図]
福澤で「兵庫県道524号 才金宗行線」が分岐する。 r240はここを直進する、r524は左折。 [地図]
道から一段下がったところには田んぼが広がっている。
田野の集落を行く。
道幅が狭まり中央線が無くなった。
大向の集落を行く。
少し2車線があった後、急激に道幅が狭まった。
本位田地区に入った、吉川英治の「宮本武蔵」に登場する本位田又八はここの出ということになっているのだろうか。
左折すると中国道「佐用IC」に出られる、県道は直進。 [地図]
中央線と共に、歩道もぷつりと途切れる。
「本位田橋」で六度江川川渡河の後、中国自動車道の「江川川橋」をくぐる。 くぐる手前には、大撫山にある西はりま天文台への分岐がある。 ここの公園にある「なゆた望遠鏡」は公開望遠鏡(一般人が覗ける望遠鏡)としては世界最大だそうな。 また、日本国内最大の望遠鏡でもあるらしい。
中国道をくぐると2車線が復活する。右へ行くと旧道で長尾地区へ向かうが、県道は直進する。
長尾地区を避けるように2車線の綺麗な道が伸びている
左折すると延喜式内社の「佐用都比売(さよつひめ)神社」へ向かう。
田畑の中を進む。
「佐用高校東」交差点で市道と交差する、名前の通りこの西に佐用高校があるのだろう。
「佐用高校東交差点」を過ぎると道は緩やかに下っていく。
「実栗」交差点で国道179号線(国道373号線重複)にぶつかってr240は終わりを告げる。 左右の道がR179,373。 [地図]