兵庫県道138号 追入市島線(止)

鐘ヶ坂峠の隣にある「瓶割峠」を越える途切れ県道、徒歩では抜けられる。不通区間にトンネルでも穿ってもらったら皆福知山方面に向かうのに鐘ヶ坂トンネル通らずそっちばかり通るで、という好立地。 しかし、まぁそんな理由が故になおさら開通することもないでしょう。
峠挟んで南側(丹波篠山市側)はそのほとんどが旧国道176号で(むしろ延伸された)車道区間はわずか、 また峠までの道も比較的緩やかである。しかし峠挟んで北側(丹波市側)の山道は結構険しく転がり落ちるように下っている。 そこからの車道区間は国領の集落に1車線区間はあるもののそのほとんどは2車線ありかつ車通りも少ないため国道175号(国道176号重複)を避けて北上するのに快適な道だ。
沿線には、共に閉鎖されているが鐘ヶ坂隧道(明治隧道)・鐘ヶ坂トンネル(昭和トンネル)、瓶割峠大師堂跡、国領温泉、小富士山などがある。 飲食店は丹波市側にちらほらあるが、ガソリンスタンドやコンビニエンスストアは皆無である。
調査日:2005年11月 再調査:2007年,2008年,2018年 再更新日:2010年6月 再々更新日:2020年12月

国道176号分岐・兵庫県篠山市追入「追入」交差点 起点 @レポート:追入→梶原(分断区間あり)
「追入」交差点で国道176号から分岐する。 r138はここを左折する、R176は直進。 新鐘ヶ坂トンネルが開通し鐘ヶ坂トンネルは閉鎖されたため旧道は県道に変更され、結果r138は国道まで延伸された。 [地図]

すぐに右折 かつては国道であったため真っ直ぐであったが、バイパス側に道が付け替えられているため、 交差点を左折してすぐに右折する形になっている。

山へ 緩やかに上りつつ真っ直ぐ山へ向かう。

緩い右カーブ 緩やかな右カーブ、国道はこの下で既にトンネルに入っている。

チェーン脱着場 チェーン脱着場、新トンネルが開通し今はその必要もなくなった。

鐘ヶ坂隧道前 わかりやすいトンネル前カーブ。r138はここを右折する、R176旧道は直進。 [地図]

鐘ヶ坂隧道 鐘ヶ坂トンネルのすぐ前から分岐している。現在はトンネルは閉鎖されている。

鐘ヶ坂旧々道入り口 整備される前の明治鐘ヶ坂隧道への旧々道分岐。

整備後の旧々道入口 整備された後の旧々道入口、県道も入口付近は少し整備し直されている。

鉄板敷き この奥にある事業所の車くらいしか使用しないためか、道はぼこぼこのまま補修もされておらず、 穴が開いていると思しきところには鉄板が敷いてあった。現在は舗装しなおされていた……ハズ。

真相は藪の中 左手に見える看板「瓶割峠→」となっているが、どこから行くんだ、おい? と、どうやら藪の中を示しているようだが……初めて挑もうとしたときは「ム・リ」となって撤退した。 因みに直進はピストン林道の「林道奥坪線」となっている。 [地図]

再アタック そして秋に再びアタックしてみた。

ハイキングコース 今にして思えば「よくもまぁ無謀なことを……」なのだが、あの頃は若かったのだろう、ウン。 はっきり言うとただのハイキングコースなのだが、十分バイクで上れる道だった。

県道デスヨ いやいったいどこ走ってんだろうね、ただの山道……いいえ県道デスヨ?

沢渡ほのか 小さな沢を渡る、ほらこのように走りやすいようにちゃんと倒木も切ってあるわけですよ、県道ダカラ。

粉砕バット 倒木を粉砕しつつ進む。

道中唯一の崩落地点 道中唯一の崩落点。余裕に道が確保されているようにも映るが、 右からは細い枝が多数張り出てきており、実質歩路でも一人分しか確保されていない。

車止め む、なにやら見えてきました、大きな木がのっしりと道に……

自分の腕では無理 どうやらここが原動機付き車の限界点のようです。 自転車ならば担げますが、上手い人なら何とかバイクでも山側から根っこ越えていけるかも…… ここであきらめました。

再々アタック さて、月日が経つこと13年今度はバイクではなく徒歩で峠を越そうとやってきた。 獣除けの柵と扉が設置されていました。

瓶割峠→ 「瓶割峠→」

分水界雲海の径瓶割峠入口 「分水界雲海の径 瓶割峠入口」の木柱。

「テンプルコース高蔵寺」なる案内板が新たに上がっていた。 しかしこれは峠を越えた向こうの丹波市ではなく同じ市内のここから南に下ったところにある寺を指していると思われる。 コース的には峠から尾根伝いに黒頭峰に上った後下るコースなのかな?

扉の向こう側へ さぁ扉を開けて向こう側に向かいます、いやしかしよくこれをバイクで行こうと思ったな。

山へ すぐに並行する林道から離れて山に向かいます。

小さな谷 小さな谷間。

林道との標高差 もうすでに林道と標高差が結構できている。

へつる 山にへつるように上っていく。

砂利が敷き詰められているようにも見える。

小さな沢を渡る 小さな沢を渡る。

徐々に上っている 徐々に高度は増している。

切断された倒木 こうして倒木がしっかり切断されているあたり整備されているということはわかる。

崩落跡 以前少し崩落していた箇所、もちろんそれがわざわざ補修されることなどなく、少しだけこちら側にへこんでいる。

かつての倒木 そして以前バイクでの遡行をあきらめた倒木、今回は徒歩なのでまだまだ先へ進む。

水の流れのある沢 今度は水の流れのある沢を渡る。

板と丸太橋 板や丸太で橋が造ってある。

見通しが良い 見通しが良い。

少し広場 少し広場になっていた。

落石もある崖の横 そして落石もある崖の横を行く。

しっかりと手入れされた杉林だ。枝打ちもされていてまっすぐ伸びた幹がきれいだし、下草や灌木も刈られ見通しもよい。

歩いて楽しい これは歩いていて楽しい。

土が崩れて斜めに 土が崩れて斜めになっていて少し不安定。

高さ制限バー 天然高さ制限バー。

放置された倒木 くぐって向こうは倒木がそのまま放置されていた。

荒れてきた感のある道 放置されている向こうは途端に荒れてきた感のある。

森の管理が雑に 確かに森の管理が雑になった。

石積み しかし、石積みという文明の跡が!

橋のない沢渡り 再び流れのある沢を渡るがここには橋はなかった。

虫トラップ? このペットボトルは何のためのものだろう、虫トラップ?

植生の変化 明らかに植生が変わった、広葉樹が増えた。

幅員拡張 道幅がまた少し広くなったが。

「財団法人 大山振興会」がこの山を所有しているらしい。しかも通称「国領坂」というのか。 あたりの針葉樹(杉・桧・松)は昭和三十一年(1956年)に植樹されたそうだ。

落石と倒木 落石も倒木も多い。

落ち葉絨毯 落ち葉でふかふか、杉林では考えられなかった。

植生による通せんぼ と思ったらこれである。

路盤のズレ そしてその先は路盤が少しずれたのだろうか。

木橋 その先の沢では木橋が架けられていた。

倒木と落石と そして倒木と結構な落石、巨大隕石もある。

斜面の道 ここは土砂がドシャーと崩れてきたのか、道が斜面になっていた。

崩れた跡 この沢のところは明らかに崩れていた。

高蔵寺への道が分岐 そして唐突に表れる分岐、高蔵寺への道が分岐している。県道はここを左上に行く [地図]

ちゃんと案内板がある「←テンプルコース西瓶割峠」「テンプルコース東瓶割峠→」瓶割峠に東西があるのも驚きだが、 テンプルコースが峠まで行くの?やはり東コースから尾根伝いに行ってるのかな。

九十九折 ここから峠まで100m程を九十九折と急坂で30m分上っている。

もう一つ九十九折 もう一つ九十九折。

急坂落ち着く ここで少し落ち着く。

谷を渡る 谷を渡る。

一気に峠へ そして一気に峠に向かう。

峠に到着 瓶割峠に到着。

西瓶割峠 分岐でも見たように「西瓶割峠」というらしい。

倒れた標識 標識が倒れてしまっているが、「←譲葉山・東瓶割峠→」となっている。 「譲葉山」とはここから西に行ったところにある山、鐘ヶ坂峠方面にも抜けられる。

テンプルコース東瓶割峠案内板 「テンプルコース東瓶割峠」の標識の他、大山振興会による「昭43大山」の杭が。 東瓶割峠には「町標」があるらしい、この峠は旧丹南町と旧春日町の町境になる。

兵庫県杭 「兵」印。

下りに ここから下りに入る、少し荒れているがしっかりと道がわかる。

ロープが 谷側にしっかりとロープが張られていた。

テンプルコース瓶割峠→ 「テンプルコース瓶割峠へ」。

転げ落ちるように下る ここから転げ落ちるように下る。

洗掘 洗掘で少し歩きにくい。

倒木が多い しかし、倒木が多い。

平場に出た。

休憩エリア 「休憩エリア」らしい、もちろん丹波市側から上る人のための。

大師堂跡案内板 大師堂があったらしい。

大師堂跡? 大師堂跡?

大師堂跡から下りる 大師堂があったところを回り込んで下りていく。

同じ方向に立入れた木 みな同じ方向に倒れている。

倒木で歩きにくい 倒木が多くあり歩きにくかった。

きのこ きのこ。

グングン下る 急傾斜ではないがグングン下る。

谷に傾いた道 少し道が谷向きに傾いている。

回りながら下りる ぐるぐるとまわりながら下りていく。

倒れても生きてる木 倒れてても生きている木はそのまま。

掘割 掘割、人が往来する中でこうなっていったのだろうか?

九十九折 ここから九十九折で下っていく。

結構急な九十九折 下を眺めると結構急な九十九折。

開けたところ 開けたところに出た。

見晴エリアの一本松 立派な一本松が生えていた。

見晴エリア 「見晴エリア」らしい。

国領地区を眺むる 確かに見晴らしの良い、今から向かう先の「国領」地区が見えている。

視界が開けている ここからは視界が開けている。

岩場 それもそのはず、この区間は岩場だ。

岩場を仰ぎ見る 下から眺めるとこんな感じ。

再び森林エリア 再び森のエリアに、ここも谷側にロープが張ってあった。

ヘアピンカーブ ヘアピンカーブ、とはこの場合は言わないかね。

九十九折れる 九十九折れてる。

折れかけの木 折れて倒れかけの木が怖い。

再び九十九折れる 再び九十九折れてる。

グルんグルん下りる ぐるんぐるん下りる。

トラロープ ここにも虎ロープの注意喚起。

惚れた道 随分と分かりやすく掘れて“道”になっている。

雨水の洗掘も加わった掘割 こうなってくると雨水の洗掘も加わるのだろうね。

高さ制限バー 天然の高さ制限バー。

丸太補強 崩れたところを丸太で補強してある。

ここも丸太補強 ここはわかりやすい、乗りたくはないけど。

道がわかりやすくしてある 木が切られて道がわかりやすくなってい。

丸太橋 狭いうえに横から木が張り出してきており、ここは丸太補強というより丸太橋を渡るしかない。

沢に下りる 最後の急な下り、沢に下りる。

沢は渡らない 沢を渡らず手前を右に折れる。

並木のよう 並木のように杉が並ぶ。

ちょっと道が判然としない ちょっと道が判然としない。

森から出る ここでついに森から出る。 [地図]

瓶割峠→ 「瓶割峠→」の案内板。

「瓶割峠登り口 歴史自然遺産 遊歩古道」の看板。ちなみに峠名になっている「瓶割」の名は、 丹波立杭焼を運んだ商人がこの峠の急峻さに転んで多く瓶を割ったことから付いたものらしい。

RCコンクリート単純床板橋 久しぶりの文明、ちゃんと兵庫県建造。2006年5月竣工と結構最近のもの。

道のような 車が通れそうな幅の平場はある。

しかしススキがすごい しかしススキがすごい。

ススキがすごい ススキがすごい。

沢を渡る 直角に折れて沢を渡る。

小さな滝 奥には小さな滝が。

相変わらずススキ野原 相変わらずススキ野原が続いている。

国領川第2堰堤 右手には「国領川第2堰堤」が見える、2007年5月竣工と比較的最近。先の橋梁とともに同じところが請け負っている。

一応道 ススキ野原を進んでいるようだけど、ちゃんと道になっている。

再び沢渡 再び沢を渡る。

ススキの藪 でもどう見てもやっぱりススキの藪。

右カーブ 道が見えないけど大きく右にカーブしている。

左急カーブ 道も判然としないけど左急カーブ。

国領川渡河 「長谷山橋」(ながたにやま)で国領川を渡る。ここで初めて橋名板のある橋に出会う。

舗装復活 渡った先で久しぶりのアスファルト舗装。

獣除け柵の扉 そして獣除け柵の扉が見えた。

丹波市側端部 丹波市側端部である、車両限界的には17枚前の写真までなんだけども。 [地図]

国領側行き止まり 13年前の獣除け柵の扉はもう少し簡易であった。

入山禁止 大きく書いてます「入山禁止」この辺りは松茸山ですからねぇ。 でも、ならば反対側から登山道越えてきた登山者はいったい?

登山道入口 その答えはこちら、瓶割峠への登山道入口はこちらのようです。

雲海の径 「分水界 雲海の径 瓶割峠」この山が分水嶺となっている。 この辺一帯の登山道には市境に町名を示す(今は市だけど)看板があるらしく、 この「瓶割峠」にも多分に漏れず設置されているらしいので一度拝んでみたいものだ。

谷川沿い しばらくは谷川沿いの細い道を行く、Uターンに少し苦労したのは秘密だ。

集落端 国領の集落が見えてきた。

県道分岐 ここから何故か右に2車線の綺麗な道が分かれている、こちらが県道ではあるのだが。 [地図]

無意味な好整備 国領の集落をパスする県道。 鐘ヶ坂まで開通させる気があるわけでもないだろうに、何なんだろうこの整備の良さは。

国領温泉 前に舞鶴道が見えてくる。 ここ国領には1軒の温泉宿がある。 昔は10数件軒を連ねていたそうだが今はこの一軒のみとなっている。 700円で立ち寄り湯に入れる。

舞鶴若狭自動車道交差 舞鶴道をくぐる。

県道69号線交差 舞鶴道をくぐるとすぐに交差点がある。 「国領」交差点で「兵庫県道69号 春日栗柄線」と交差する。 r138は直進、左右の道がr69。 [地図]

中央線無し 交差点過ぎてすぐは中央線のない道。

r138ヘキサ 「兵庫県道138号 追入市島線」県道標識。 この後兵庫県道路行政にはあるまじき事にヘキサがいくつも立っていた、 ひどい(?)ところでは100m先にもう一本、なんてところが……

集落内 集落内の道は突然1車線まで狭くなる。この先で「神田橋」で三度国領川を渡っている。

止まれ 「止まれ」があるので止まります

竹田川渡河 「巡礼橋」で竹田川を渡る。分水嶺を越えているのでここら辺りはもう北へ向かって流れている。

2車線へ 2車線に戻る、以降ずっと2車線であった。

山へ 山へ向かって一直線、こんな綺麗な道がR175の東側に山を挟んであったとは。

下りへ 小さな鞍部を越えて下りへ

旧道分岐 不自然にカーブしている、直進の細い道は集落への旧道のようだ。

舞鶴道との再会 もう一つカーブ、向こうに再び舞鶴道が見える。

一直線 以降舞鶴道と平行して綺麗な一直線の道を走る。

R175へ 左に行くとR175に出られる。

再び舞鶴若狭自動車道交差 再び舞鶴道をくぐる。

県道284号線分岐 「多利」交差点で「兵庫県道284号 多利多田線」が分岐する。 r138は直進、左折がr284。 [地図]

小富士山 真正面に小富士山(231m)を拝みつつ田園の中を走る

右カーブ 小富士山を避けるように右へ回り込む

旧道との交点 旧道との交点

バイパス この辺りは最近整備された集落のバイパスのようだ。

整備された道 整備された道が続く

旧道合流 旧道と合流する、緩やかに下りながら続く一直線。

緩やかな右カーブ 坂を下りてきて緩やかな右カーブ

のどかな道 ともかく直線が気持ちいいのどかな道だ

青看板 青看板が見えてきた、そろそろ終点だ。

国道175,176号合流・丹波市市島町梶原 終点 市島町梶原で国道175号(国道176号重複)にぶつかってr138は終わりを告げる、R175に出るのに信号もない。 左右の道がR175,R176。 [地図]