@レポート:油良口→久美浜
「油良口」交差点で国道178号と「兵庫県道4号 香住村岡線」から分岐する。
兵庫県最北端の県道であり、通り抜けられる京都府最西端の府道でもある。
r11はここを左折する、手前と右折がR178、r4は直進。
R178のBPが香住から余部まで延伸(余部道路)したため、r11やr4が今後どうなるかがわからない。
[地図]
バイパスで市街地をパスしている。
「矢谷トンネル」をくぐる。 バイパスは二本のトンネルで市街地をパスしている。
トンネルを出てすぐ、「才の神橋」で香住谷川を渡る。 才の神とは一般的に道祖神のことを指し、塞の神とも云われる。 塞は塞ぐことを指し、悪魔など災厄の侵入を防ぐ意味で、峠や村の入口などに祀られることが多い。 とすると、この橋の近所にそれが祀られており、また村の入口にあたるのだろうか?
「月岡トンネル」をくぐる。 バイパスにあるもう一本のトンネル。
バイパスは郊外を走っています。
「兵庫県道11号 香美久美浜線」県道標識。
「境隧道」でJR山陰本線をくぐる。 ただ鉄道をくぐっているだけだけど、しっかりと名称が付いていた。
「一本松南」交差点で「兵庫県道164号 香住港線」が分岐する ……はずだが、直前の青看板では「兵庫県道4号 香住村岡線」となっている。 では国道178号の分岐点「香住小学校前」交差点からここまでの旧R178区間がr4指定されているのかと言えばそういうわけではないようだ。 r11はここを直進する、r164(r4)はここを左折する。この先、佐津までの間はR178の旧道だ。 [地図]
港からの道が合流する、この交差点を過ぎると香住の街から離れる。
異常気象時通行規制区間が始まる、ここから豊岡市の瀬戸までの間海岸線をクネクネと進む。
ワッフル法面が凄い。
所々旧道跡が残っている、
「今子トンネル」をくぐる。
トンネルを越えると下っていく。
沖浦の集落を走る。
柴山港を臨みつつ海岸沿いを走る。
左手に砂浜が広がっている。
浦上で「兵庫県道163号 柴山停車場線」が分岐する。 r11はここを直進する、r163は右折。「浦上橋」で浦上川を渡る。 [地図]
柴山を離れ道は再び上りへ。
「柴山トンネル」を抜ける。
谷沿いに下っていくが、右手はずいぶんと山肌を削ってある。
左に佐津(さつ)の市街地へ下る道が分岐している、分岐すぐにJR山陰本線を跨ぐ。
「佐津」交差点で県道は左折する、直進すると国道178号へ、旧R178区間はここまで。 ここから竹野まではかつて「第二但馬海岸道路」という有料道路だったが、1995年から無償開放されている。 [地図]
佐津ストレート、町は左手のJR越えた浜側に広がっている。
「佐津川橋」で佐津川を渡る手前で再び異常気象時通行規制区間が始まるが……はて?香住から離れる際の同区間はどこで終点だったんだろう?
道は再びぐんぐん高度を上げていく。ジオパークに認定されるような地球の神秘海岸で、 断崖絶壁が続いているため道を通すのも容易ではなく、 入江に開けた各街を繋ぐこの道は断崖の上を無理矢理削って付けてあり、海面よりはかなり上を走っている。
カーブ前から追い越し禁止区間となった。
これまたかなり上方まで、モルタル吹きつけの削られた法面が広がっている。
安木の集落を越える。それなりに大きい町なので駅があっても良さそうなのに、無いようだ。
安木集落を越えて再び上りへ、しかし今度は海岸から離れ山中へ。
クネクネとカーブを伴って上っていく。
程なくして鞍部を越えて緩やかに下っていく。
追い越し禁止区間が一旦終了する。
「相谷トンネル」を抜ける。
道は再び追い越し禁止区間となる、追い越しを推奨するわけではないがこの道では貴重な区間だ。
JR山陰本線をくぐってすぐに相谷川を渡る。
再び相谷川を渡る。左手に香美町東端の集落、相谷集落が広がっている。
この道には所々カーブ地点にパーキングがあるが、おそらく道改良の際に生まれた旧道跡だと思われる。
少しクネクネが続く。
豊岡市に入る。
浜須井海水浴場の前を行く。
「浜須井トンネル」を抜ける。
浜須井の集落を抜ける。この右方奥、須井川沿いにも集落が広がっているが、ここもなかなか大きな町に見えるにもかかわらず駅はないようだ。
海岸の景色がいい。
大きな切り通しを抜ける。
「須井トンネル」を抜ける。
遠くに町が見える。
切浜の集落を抜ける。
山の間を抜ける。
少しきつめのカーブが連続する。
急カーブ注意。
異常気象時通行規制区間が終点となる。左折すると竹野の西町へ、右折すると竹野駅へ向かう。 [地図]
「竹野大橋」で竹野川を渡る。
「竹野」交差点で「兵庫県道1号 日高竹野線」が分岐する。 r11はここを直進する、r1は右折。 [地図]
80m程行った次の交差点で「兵庫県道9号 豊岡竹野線」が分岐する。 城崎温泉に抜けるのに、r11を海岸線沿いにクネクネ行くよりは、おそらくr9を行った方が早い、しかし道は細い。 r11はここを直進する、r9は右折。 [地図]
竹野の町を行く、港町らしい風情が漂う。
再び異常気象時通行規制区間が始まる。
ここからは、かつて「但馬海岸道路」と呼ばれた旧有料道路区間、こちらも1995年に無償解放されている。 なんでも自衛隊が切り開いた道だそうで、お陰で陸路は細い歩道か海路しかない陸の孤島であった各集落が、道で結ばれることとなった。
クネクネと海岸線を行く。遅い車に頭を抑えられてしまうとどうしようもないが、かといって速度が出せる道でもない。
大胆に山肌が削られた道が続く。
向かいを見ても解るように、なかなか険しい。
宇日の集落を抜ける。
景色はいいが、アップダウンもありクネクネも繰り返すこの道では運転者は楽しめない、どんな道でも脇見運転はいけないけども。
延々とこのような道が続く。
制限速度は40km/h、とはいえそれ以上出しようもないが。
ここが兵庫県道の最北端となる。 [地図]
地形に沿って進むため、クネクネが止まらない。きつめのカーブに注意。
この区間で二つある集落のウチのもう一つ、田久日(たくひ)集落からの道が合流する。 わずかな谷間に、海側に開けた集落、すごい……
谷間のところで一度高度を落としたが、再び上っていく。
舗装がバリバリだ。
城崎マリンワールドの看板が上がっていた。 この辺りから少し海岸線から離れ山中に入る。
この分岐ではないが、この手前に城崎カントリークラブというゴルフ場への分岐がある。 こんな所にまでゴルフ場を作ろうというその心意気に感服する。
2車線区間では一番の急カーブ。 ここでまた海が臨めますが、以降海岸線から離れます。
カーブを伴ってぐんぐん高度を下げていきます。
なにやら分岐がありますが、扉でがっちりガードされています。 金波楼という旅館の管理道と思われる。
このカーブで城崎マリンワールドからの「日和山トンネル」が顔を出す。 県道への一方通行だが、オンシーズンはここら辺りは大渋滞なうえ道幅は狭くすり抜けられないため、 バイクはエンジンを切って押してこのトンネルを越えて向こうに出て行くと渋滞をある程度避けられる。
蒲鉾屋さんの工場横を通る。
下りが落ち着いて瀬戸川を渡る手前で、竹野から続いた異常気象時通行規制区間が終わる。
城崎マリンワールドからの道と合流する、左折すると城崎マリンワールドへ。
瀬戸の集落を行く。
「瀬戸」交差点で「兵庫県道159号 津居山港線」が分岐する。 また「兵庫県道3号 豊岡瀬戸線」がここから始まり、しばらく重複する。 r11はここを右折ししばらくr3と重複する、r3は右折、r159は左折。 [地図]
漁協の直売所がある、新鮮な海産物などがここで買えます。
900m程r3と重複している。
小島の集落内も狭いので注意。
小島で「兵庫県道3号 豊岡瀬戸線」が分岐する。 r11はここを左折する、r3は直進。 [地図]
「港大橋」で円山川の河口を渡る。どうやら一部開閉式の橋梁のようだが、常時詰めて開閉しているわけではなさそうなので、 通れない船が来たときにだけ開けるのだろう。
橋を渡ってすぐに急カーブが待ち受けているので速度注意。
気比の町に入る。
カーブすぐに交差点があるため、信号待ちの車の列に注意。
右折すると「絹巻トンネル」というトンネルがある。 少し古い地図だと右折もr11指定されているものがある。トンネルの施主が兵庫県となっているので、県道指定されていた可能性もある。 県道はここを直進する、左折すると気比の浜へ。 [地図]
気比で「兵庫県道122号 久美浜気比線」が分岐する。 r11はここを直進する、r122は左折。 [地図]
かつてはここを左斜めに行っていたようだが、現在は集落を避けるようにバイパスとなっている。 [地図]
蔦がからみついた「気比トンネル」をくぐる。
トンネルを出てすぐに追い越し禁止区間が白破線に変わる。
町外れの田畑の中を行く。
旧道が合流してくる、r122はかつてここから分岐していた。 [地図]
後ろから凄い勢いで来たと思ったら、4,5台をごぼう抜きしていった。 狭い日本、そんなに急いで一体どこへ行くというのか。
田圃の緑が美しい。
畑上で「兵庫県道9号 豊岡竹野線」が分岐する。 r11はここを左折する、r9は右折、直進すると畑上の大トチノキへ。 [地図]
曲がってすぐに「訓谷橋」で気比川を渡る。
r9分岐から再び追い越し禁止区間となる。
制限時速が40km/hになるところで、歩道が途切れる。
三原川沿いに上っていく。
徐々に高度を上げつつある。
r11沿い兵庫県内最東端の三原集落に入る。
三原の集落を行く。
集落を過ぎ本格的に山へ向かう、その前にまたまた異常気象時通行規制区間が始まる。 まったく、異常気象時はこの県道の走破は出来ないんだね。
狭いながらも2車線を保ったまま上っていく。
クネクネと上るが、それほどきついカーブはない。
峠に差し掛かるところでぷつりと中央線が途切れる。
三原峠で京都府京丹後市に入る、異常気象時通行規制区間が終了する。 ここが京都府道の最西端となる。
峠から少し行ったところでカントリーサインが掲げられている。
「京都府道11号 香美久美浜線」府道標識
兵庫県側と違ってこちらは2車線が確保されていない。
車同士だと離合に少し気を使うだろう。
京都府側の方が急カーブが連続する。
異常気象時通行規制区間はむしろこちらの方ではないだろうかと思いたくなる。
道中一きついカーブ。
落石防止柵が続く。
極端な狭さはないので走りにくくはない。
見通しの悪いところにはミラーも設置されている。
下りも落ち着いた。
田んぼの中を走る。
須田で「京都府道49号 久美浜湊宮浦明線」が分岐し、 「京都府道122号 久美浜気比線」が合流する。 r11はここを直進ししばらくの間r122と重複する、r49は左折、r122は左折と直進。 [地図]
中央線が現れ2車線となった。
と思ったのも束の間、またすぐに中央線が無くなってしまった。
コレは怖い。左はすぐ海だが、カードレールの類が全くない、ここで離合はしたくないものだ。
町にはいるところで2車線が復活する、それも珍しいかも。 1km足らずをr122と重複する。
クランク上になっており、クネクネと2回90度曲がる。
旧久美浜町の市街地に入る。
「久美橋」で久美谷川を渡る。
「土居」交差点で「京都府道122号 久美浜気比線」が分岐する。 r11はここを直進する、r122は右折。 [地図]
商店や家の軒先をかすめる、歩行者には十分注意されたい。
「十楽橋」で栃谷川を渡る。
「十楽」交差点で再び国道178号にぶつかってr11は終わりを告げる。 左右の道がR178。 [地図]